
ON
@on-11
2026年6月11日
新装版 ドレの神曲
ダンテ,
ギュスターヴ・ドレ,
谷口江里也
読み終わった
海外古典はあまり知らないし読み慣れないが、読んでみた。うまく整理できないまま、それでも雰囲気で読んでいったが、だんだんとエネルギーを感じていった。物語の壮大さと深さに驚く。ドレの挿絵と工夫されたテキストのお陰で読むことができた。最も好きだったのは「煉獄篇」だ。地獄でいくつもの層へ下り、最下層を抜けた後の美しさに感動した。もっとも人間らしさ、世界の空気感を感じたのは煉獄篇だった。
天国篇では畳み掛けるような光のページがとても良かった。
海外古典を読み慣れない方にもお勧め。ドレの絵が美しい。とくに表紙にもなっている絵のシーンは、鳥肌が立つ。好きなフレーズをいくつかメモしたのだが、とくに好きだったものを置いておく。
「何が大事かを知ることだ。理屈を超えて見ることだ。何故と思う事は良いが、その時下手に理屈を探さぬことだ。人が理詰めで行ける道には限りがある。全てをあるがままに、景色のように見るがいい。全ては不思議、全ては自然。映る心を知ることだ。」(煉獄篇)
座右の銘にするなら、地獄篇の「何故振り返る、何故戻る。至福の山を何故求めぬ。山がそこから始まるものを!」だろうか(笑)気合いが入りそうでいいなと思った。

