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@on-11
  • 2026年7月23日
    ニーベルンゲンの歌(後編)
    すごかった、面白かった。『ニーベルンゲンの歌』すごく好き。最後まで読んだところで不思議な感動を覚えた。 ブリュンヒルトを恐ろしいと思っていたけど、本当に恐ろしいのはクリームヒルトかもしれないと思った。クリームヒルト、強い。 前編ではハーゲンが嫌いだったけど、頭が切れるし、そんなに嫌いではなくなった。むしろ泥をかぶる役というか、この立ち位置のキャラクターが好きな人もいるかもしれない。少し違うかもしれないが、『白鳥異伝』の宿禰と似たようなものを感じる。 不憫なのはエッツェル王。完全に巻き込まれている。 前編は神話的でロマンチックなのに、後編の現実感と戦いと殺し合いと復讐と……。とにかく悲惨だ。ジークフリートがいなくなったあとの世界。 かっこいいなと思ったのはリューディガーだった。 クリームヒルトの復讐でたくさんの人死にが出て、皆死ぬことになったけど、それでもグンター王とハーゲン、とくにハーゲンの首を自らで跳ね飛ばしたシーンはなんか畏怖を覚えた。女の覚悟を感じる。 とても良かった、読んでよかった。
  • 2026年7月23日
    蛇を踏む (文春文庫)
    すごい、すごい。 詩が書きたい。
  • 2026年7月14日
    ニーベルンゲンの歌(前編)
    思いのほか読みやすく面白かった。 漫画で『ニーベルングの指輪』を読んだことがあったため重なる部分を思い浮かべながら読む。 プライドが高く難しい人とはいえブリュンヒルトの勇ましさが好きだった。 「国王はなんという恋人を所望されたことか! あの女王は地獄で悪魔の花嫁となればよいのだ」 (p.144) この台詞がツボだったので思わず付箋をつける。 クリームヒルトの気高さや優しさも好きだけど、やっぱり強いブリュンヒルト女王も素敵と思ってしまう。 クリームヒルトとのすれ違いは、元凶は誰なのかなぁと悶々と考える。他人の余計なことに手を回したジークリートと、グンター王の好奇心のせいでは?いちがいに言えないだろうけど。 恋愛もの好きなので、ジークフリートとクリームヒルトの出会いや恋は面白く読めたし微笑ましかった。
  • 2026年6月11日
    新装版 ドレの神曲
    新装版 ドレの神曲
    海外古典はあまり知らないし読み慣れないが、読んでみた。うまく整理できないまま、それでも雰囲気で読んでいったが、だんだんとエネルギーを感じていった。物語の壮大さと深さに驚く。ドレの挿絵と工夫されたテキストのお陰で読むことができた。最も好きだったのは「煉獄篇」だ。地獄でいくつもの層へ下り、最下層を抜けた後の美しさに感動した。もっとも人間らしさ、世界の空気感を感じたのは煉獄篇だった。 天国篇では畳み掛けるような光のページがとても良かった。 海外古典を読み慣れない方にもお勧め。ドレの絵が美しい。とくに表紙にもなっている絵のシーンは、鳥肌が立つ。好きなフレーズをいくつかメモしたのだが、とくに好きだったものを置いておく。 「何が大事かを知ることだ。理屈を超えて見ることだ。何故と思う事は良いが、その時下手に理屈を探さぬことだ。人が理詰めで行ける道には限りがある。全てをあるがままに、景色のように見るがいい。全ては不思議、全ては自然。映る心を知ることだ。」(煉獄篇) 座右の銘にするなら、地獄篇の「何故振り返る、何故戻る。至福の山を何故求めぬ。山がそこから始まるものを!」だろうか(笑)気合いが入りそうでいいなと思った。
  • 2026年5月25日
    PRIZE-プライズー
    天羽カイン先生、冒頭のシーンのせいでいいイメージを持てなかったけど、嫌いになれないな、と思った。あんまり共感みたいなことはできず、出版業界や作家や編集者や賞の事情を、たんたんと眺めるように読んでしまった。最後の畳み掛けが良かった。主人公である「天羽カイン」に不思議な魅力があると思う。純粋に好きというには引っかかるキャラクターだけど、人間らしくて、でも変わっている人で、やっぱり「嫌いになれない」がしっくりくるかな。天羽カインの小説なのだなと(当たり前だが)最後まで読んで思った。小説家・天羽カインという人に、「賞」というものがぐるぐるめぐっていて切り離せないものなのかなぁと感じた。だから賞自体というより天羽カインと賞の話だな、と思った。
  • 2026年5月21日
    むらさきのスカートの女
    こわい!主人公がひたすら怖い……。 むらさきのスカートの女についての観察が進んでいくたびに「なんでそんなこと知ってるの?」「ストーカーしてるよね」という疑問と恐怖と違和感がどんどん出てくる。ナチュラルに無銭飲食したところで「えぇ」と声が出てしまった。関係ないが、清掃バイトをしている身としては、女同士の噂話は堪える描写だった。 今表紙を見返したのだが、表紙の絵はどういう意味なのだろう。むらさきのスカートの女についても、主人公の異様な執着と行動についてもたぶんまだ客観的に整理できていないけど、一定調子で続く語り口が静かに狂っていて怖い。主人公の、お金のためなら何でもやれてしまうところが凄いなと思った。ちょっとズレてる。そこが少し面白味があって良かった。サングラスをかけちゃうところとか。他の人はどう読んだのだろうか。
  • 2026年5月20日
    君のクイズ
    一気読みした。読みやすくて面白かった。三島玲央の人生、そして本庄絆の人生への考察が入り込んでくるところ、どんどん読みいってしまった。クイズの仕組みも面白い。本庄絆に対していいイメージを抱いていたところで、「ええ……」と思うラストだった。クイズが好きなクイズプレーヤーとしての三島玲央にとって、本庄絆のような存在は相当ショックだと思う。あるものに思い入れや打ち込んだことのある身としては本庄絆のような人がいることって負けた気がしてしまうだけど、どっちかが正解なんだというより、応援したくなるのは三島玲央の方だと思った。
  • 2026年5月14日
    何者
    何者
    斜め読みだけど刺さった。
  • 2026年5月5日
    桐島、部活やめるってよ
  • 2026年4月29日
    街場の文体論
    ・中途半端に個性を出した文体がいちばんつまらない、読み手への敬意がない ・メタ・メッセージ ・エクリチュールと文化資本→育ちのいい文化資本の元で生きている人、後天的に文化資本に触れた人。日本は知識階層を作りたくない意識が少なからず有 ・万人受けのメッセージは誰にも届かない、届くメッセージには宛て先がある
  • 2026年4月26日
    イン・ザ・メガチャーチ
    あんまり言われたくないところを書くようなところが鋭いけど意地悪だなぁと思ってしまった。 陰謀論にハマるまでの展開がスムーズすぎて半分信じかけてしまって怖かった。こんな風に引きずり込まれるのか。 すみちゃんが自分を見ているようだった。だけどお金を騙しとったりフィギュアを盗んだりすることをナチュラルにやってしまうあたりからどうしてそうなるのかわからなくなっていった。 OLさんのほうはまだ自分が壊れていることをうっすら自覚しながら壊れている感じがして気持ちがわかるけど、すみちゃんの方はまったく共感できなくて好きになれない。 雑談の話がいちばん心に残った。推し活の話は重く考えないでおこうと思うけど、身近な人との会話と連絡は大事にしようという小さなエネルギーだけこの本からもらうことにする。
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