
青
@sora-ga-aoi
2026年6月11日
世界99 下
村田沙耶香
読み終わった
この小説はディストピア小説らしくて、だとしたら現代の日本はディストピアなのかもしれないと思った。
少なくとも村田沙耶香はそう感じているのでは。
主人公空子の、子供を性犯罪から守ろうとする姿勢に好感が持てた。
それがただ「子供の頃会いたかった大人」を演じているだけだとしても、自分が気持ちよくなるための「娯楽」だとしても。
全てを達観していて全てを諦めているような空子に共感している自分がいる。
空子ほど器用な生き方ではないけれど、器用に生きようとすればするほど、生きている意味がない気がしてくる。
一度読んだだけではうまく感想がまとまらないので、再読するかもしれない。
分厚さの割にはスラスラ読めるけど、気分が重くなるので覚悟して読んだ方がいい。




