"燃えよ剣 上" 2026年6月12日

楡
@etemotust
2026年6月12日
燃えよ剣 上
燃えよ剣 上
司馬遼太郎
初司馬遼太郎。独特の語り口に映画の台本みたいかもと戸惑いながら 読んだ上巻。京都時代の話ということもあり、近藤・沖田との美しい友情が目を惹く。 p.191「私ですか。私は近藤先生と土方さんの往くところなら地獄でも行きますよ。もっとも、極楽のほうが結構ですがね。」 p.288「おれがもしその四つに触れたとしたら、やはり斬るかね」「斬る」「斬るか、歳」「しかしそのときは私の、土方歳三の生涯もおわる。あんたの死体のそばで腹を切って死ぬ。総司(沖田)も死ぬだろう。天然理心流も新撰組も、そのときが最後になる。」 思想や学問と縁遠かった喧嘩屋として描きつつ、一方で「冬の骨のこごえそうな季感」ではなく春の句を好むような人物として描いてるのも印象的だった。
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