篠井 "マチネの終わりに" 2026年6月12日

篠井
篠井
@shinoi
2026年6月12日
マチネの終わりに
これは単なる『恋愛小説』ではない、と感じた。 「悲劇について、古典悲劇が運命劇であるのに対して、近代の悲劇は性格劇だと言われるだろう?」(379頁より引用)というのがこの本に於ける恋愛を端的に言い表した言葉なのではないか。実際のところこの本を読むときに重要なのは、蒔野と洋子のラブ・ストーリーだけではなくて、両者の人生における葛藤やしがらみであるし、どこまでも『性格』の話だったのではないかな。
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