
篠井
@shinoi
読書ブランクあり。月に2桁くらい読みたい。
小説なら割と何でも読むけど好みなのは現代文学。
- 2026年8月23日
劇場又吉直樹読み終わった「火花」が良すぎたので早速買ってきて読了。結果として、恋愛指向がアロマンティック(恋愛感情がない)自分にとってはひとつも共感できるところがなかったので、「火花」のほうが楽しく読めた。(だって終始永田がひどい男すぎる) 結果的に永田という男は良くも悪くもエネルギーがあるという結論に達した。もっと世界が明るくなれば永田の鬱屈とした負のエネルギーは物珍しいものとして人の目に止まるかもしれないけれども、今の世の中にはそぐわなくて、「奇を衒おうとして失敗してる暗い作品」みたいになってしまうのかなぁと思ったりなどした。 - 2026年8月21日
早朝始発の殺風景青崎有吾読み終わった短編集と知らずにナツイチで買ったものの、かなりよかった。近い地域の中で繰り広げられる高校生たちの日常というか。 唯一、兄妹の話は父親の身勝手さに胸糞が悪くなる読後感。うちは犬だが動物を飼っている人間としては信じられない。 - 2026年8月19日
火花又吉直樹読み終わった当時読まなかった名作。 「喫茶店のマスターの厚意を無下にしたくないという気持ちは理解できる。だが、その想いを雨が降っていないのに傘を差すという行為に託すことが最善であると信じて疑わない純真さを、僕は憧憬と嫉妬と僅かな侮蔑が入り混じった感情で恐れながら愛するのである。(p.36より引用)」 終始このメンタリティの本だった。とても名文だと思う。 又吉さんの本をまた読みたいと思った。 - 2026年8月18日
- 2026年8月18日
推し、燃ゆ宇佐見りん読み終わった主人公を見ていると思い出す人がいる。その人を見ているとどうしても苛々するときがあるから、主人公よりもその周りの人に感情移入してしまった。 「普通じゃない」人は本人もその周りもどうしたって摩耗する。真の弱者は助けたくなるような姿をしていないというやつ。 彼女を助けられるのは推し活だけだった(推しではなく、推し活そのものだった)が、彼女が救われているとき、周りの苛立ちは増すばかりだったんだろう。 「あんた見てると馬鹿らしくなる。否定された気になる」「やらなくていい、頑張らなくてもいいから、頑張ってるなんて言わないで。否定しないで」というセリフにはかなり胸を打たれた。わたしの感じている疲労がまさにこれだった。 彼女は実際、頑張っていたんだろうが、頑張っているからといって許せるわけじゃないのだ。 - 2026年8月16日
Missing2 呪いの物語甲田学人読み終わった昔電撃文庫版は読んでいたのですが、やや加筆修正されていると聞いてメディアワークス版も少しずつ読んでます。 相変わらずmissingは(思い出補正もありますが)おもしろい。やっぱり処々ライトノベル然としてはいるのですが(ライトノベルなので当然ですね)、読ませる文章で好きです。 キャラクターデザインが結構しっかり違っているのが違和感もありますが、これはこれでアリ。 3作目以降も読んでいこうと思います(早く買わないと買えなくなりそうですし……) - 2026年8月4日
死んだ山田と教室金子玲介読み終わった積読消化。ネタバレです。 まず、序盤は冗長。終盤もなかなか。最後の和久津との会話、特にラスト1ページはかなりよしでしたが、助走が長すぎた感は否めませんでした。和久津は山田のためにあれだけ頑張ったのに、おそらく(軽犯罪とはいえ)犯罪者として今後の人生が大変になるかもしれないのはかなりつらいなぁ……。 - 2026年8月3日
グラスホッパー伊坂幸太郎読み終わった読んだことなかったので、限定カバーにつられて。 文章のテンポがいい。「ペッパーズ・ゴースト」はなんとなくジェットコースターのような、ゆるゆると上がってドンと落ちるような感覚を覚えたけど、この本はそういうのではなくて、それこそ、ひたすら列車が走っていって、過ぎ去っていく光景を見させられている感じ。 蝉と岩西の関係性がかなり好きだった。 - 2026年8月1日
京橋骨董かげろう堂辻村七子,野白ぐり読み終わったナツイチで購入。好きそうだなと思ったんですが思ったとおり。面白かった。白澤と黒岩のキャラクターがいい。ホアンが「やってはだめ」と拙い日本語で一生懸命に身を削る白澤を止めるところが本当にぐっと来た。そのシーンからずっと白澤を応援していたから、中盤以降の展開で白澤に幻滅せず済んだけど……骨董の魅力をきっちり書いている作品だからこそ、幻滅しないようにさせるのは至難の業だっただろうと思う。上手かったです。 - 2026年7月30日
天国旅行三浦しをん読み終わった昔に買って、1話目だけ読んで、あまりの衝撃に仕舞っていた本。ゆっくりと読み切った。それぞれの人生が重くて涙が出た。帯には「人生が愛おしくなる」とあったが、わたしには恐ろしくなった。それでもとても好きな7篇だった。この本を手放すことはないと思う。 - 2026年7月26日
四畳半神話大系森見登美彦読み終わったチラチラと視界に入ってはいたのだけれども、なんというかミーハーな感じがしてしまい手を出せずにいた小説。古本屋で「四畳半タイムマシンブルース」を買ったらこれの続編であると気づき、慌てて購入し読破。爆発的に流行った割に文体がかなり特徴的で驚いた。でも結果的には楽しく読めました。 - 2026年7月20日
ペッパーズ・ゴースト伊坂幸太郎読み終わったなるほどこれが伊坂幸太郎か。と思いながら読了。結論から言えばめちゃくちゃおもしろかった。しばらく最初の数ページだけ読んで積んでた意味がわからない。 伊坂幸太郎氏の作品は過去に何か読んだ気もするけれども記憶になく、つまりは盛り上がる前に本を置いてしまったのだと思う。 なんというかジェットコースターみたいだったので、今後は「もうちょっと、ここから下りだぞ!」と言い聞かせながら読まないとな……と反省。 アメショーが好きです。 - 2026年7月20日
成瀬は信じた道をいく宮島未奈読み終わった成瀬シリーズの第2巻。期待通りの面白さでした。 なんだろう、このシリーズは「日常の中にあるちょっとした面白いこと」を書くのが上手い。成瀬あかりというキャラクターあってこそではあるのだけれど、他の人たちもちょっとずつ変わっていたりして、決して個性がないわけじゃないところが楽しく読める理由かも。 - 2026年7月19日
難問の多い料理店結城真一郎読み終わったナツイチ2冊目。 ん〜〜〜個人的にはちょっと惜しかった。 オーナーのキャラクターがハマらなかったかもしれない。あるいは、つくづく読後感の優しい物語が好きなのかも。 連作短編、終盤にそれぞれが関係してくるという構成はすごく好きなのだけど。 マジックミラーというやや変わった表現が判を押したように全員きっちり同じというところや、何度もルールを破っている大学生がおそらく無事であるというところが結構気になった。もしかすると最終話で出てきた彼は別人だったのだろうか? - 2026年7月11日
- 2026年7月10日
クスノキの番人東野圭吾読み終わった本当に良かった。タイトルの印象だけで「なんか、ファンタジーっぽいな」と遠ざけていたのが恥ずかしくなる内容だった。 どちらかというとお金や健康への不安が多い身分なので、金銭的余裕がないことからくる諦めに関する描写にはつい共感。インスタントやコンビニの味が母の味になるのがわかってしまうので。 ひとつの家だけではなくたくさんの家を同時並行的に描くことで物語に深みが出ていると感じた。しばらくはこの本を噛み締めつつ、続編もそのうち。 - 2026年7月8日
探偵小石は恋しない森バジル読み終わった今更ながら読了。買ったのは期間限定カバーのやつで、ネタバレを踏みたくなくて、評価とか検索せずにいた(それでこれだけ置いといちゃうんだから積ん読って怖い)。 一気に読んだのと、3つめが露骨だったので、残念なことに引っかかりきれなかった!でも途中で気がついても楽しめました。とても面白かった。やはり登場人物の中では蓮杖くんが好きだった。 - 2026年7月7日
小暮写眞館II: 世界の縁側宮部みゆき読み終わった1巻は普通かなと思って読んだんですが、2巻はかなり良かった! 特に良かったのが256頁の『ちょっと今夜は押し入れに籠もって寝ようかなっていう気はするけど。』とその次の一文。末尾の『違うかしら。』は平成の男子としてはかなり女性的な表現ですが、それが却ってこのシーンの女々しい気持ちを表現している気がしてとても良い。次巻は早めに読みたいですね。 - 2026年7月5日
謎屋珈琲店 21番目の挑戦峰月響介読み終わった多忙でしばらくぶりの読書だったけど、心地よく読めた。個人的には作者名と主人公名が一致してたりするのはあまり好みではないんですが、内容は良い。 推理や謎解きの要素で言うとかなりライト。ただちゃんと「接続されてる」のが気持ちよく、さすがにミステリ好きがどういう要素を好むのか熟知してらっしゃるな〜と。 面白かったです。 - 2026年6月16日
入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2ギギギガガガ,寝舟はやせ読み終わった多忙だったので、読書習慣の繋ぎとしてこちらを読了。思ったとおりさっくりと短時間で読み終わる。この本は前回同様、組版が非常に疲れにくい。 中身に関しては、コミさんの話が結構おもしろかった。友人としては絶対にほしくないけど、彼なりに苦労していたんだろうなと思わされた。 ちょっと残念なのは毎回語られる怪談の当たり外れかもしれない。本編、つまりタカヒロ周りのことが気になって怪談に集中できないことがあった。それがマイナスに働いて怪談に引き込まれにくいというか。それを置いてもまあ楽しく読めたので良し。 最後の鍵屋さんが好き。
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