くろみつきなこ "流浪の月" 2026年6月11日

流浪の月
流浪の月
凪良ゆう
「汝、星のごとく」「星を編む」を読んで好きだったので、他の作品も気になって読んでみた。 恋愛とは違う男女の愛の物語。 読み手として何があったのかを知ってるから、理解してもらえないことや誤解に対する優しさにずっともどかしさを抱きながら読み進めていった。 でも、周りの人視点で書かれている作品だったら、自分も同じように誤解したまま2人の言動にモヤモヤしていただろうと思うと怖さも感じる作品。 視点が変わることで、同じ時それぞれが抱いていた思いや何が起きていたのかがわかり、驚きもあった。 それぞれの葛藤や愛の形、普通の曖昧さに触れられる作品だった。 先に読んだ2冊含め、解説にある “自分の中にある優しさを疑う契機” という表現がしっくりくる読後感。
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