"三四郎" 2026年6月12日

翠
@mdr_33
2026年6月12日
三四郎
三四郎
夏目漱石
読了!あまりにもあっけない終わり。 東京の中心部にもたくさんの緑がたくさんあった時代。 西洋の文化を取り入れ、変化しつつある明治の空気はかなり心地よかった。 100年ぽっちで日本はここまで変わった。 与次郎が憎めない奴〜。 広田先生はカッコいい。 「日本より頭の中の方が広いでしょう」 しびれる。哲学の煙。 野々宮さんは後半存在感がなかったな。 美禰子はひたすら上品で、知的で美しい。 おそらく当時の一般女性の枠からは外れた存在。 あの男4人と会話できるほどの教養があり、女性的なか弱さを持たない。 自分が人と違うとわかっているからこそ、自分に相応しい結婚相手をずっと見定めている。 野々宮も三四郎も、広田も与次郎さえもその対象であった。 彼女はあの時代に1人で生きていくのだという強さを持った人ではなくて。 自ら世間的な枠に収まろうとする、そんな面もある。 私も美禰子に魅了されたうちの1人です。 憧れです。決して近づくことはできない。 「森の女」観たいな。団扇を翳した美禰子。三四郎が一目惚れした美禰子。迷える子羊。 私もいつか、美禰子のような人を書きたい。 三島由紀夫の『夏子の冒険』、夏子とも少し被りました。 三四郎は立ち直れたかなあ。あんなの忘れられない青い恋だよ。どうか幸あれ。 そして夏目漱石の素晴らしさ。 涙が溢れるほどに美しい文章。 天才という言葉は簡単すぎて好きじゃないけど、やっぱり天才じゃありませんか? 付箋を貼りすぎて天の部分が見えないほどに。 一文読めば、もう心が持っていかれている。 本当に、たくさんの作品を残してくれてありがとうございます。 私はこのような文章を書きたい。 SNSにありふれた、なんかいい感じのそれっぽい優しい文章など書きたくない。読みたくもない。
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