𝑟 "人形館の殺人 <新装改訂版>" 2026年6月12日

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@mefmjxu_
2026年6月12日
人形館の殺人 <新装改訂版>
館シリーズの第四作目。 シリーズの中でも毛色が異なるとは聞き及んでいたのでどんなものかと思っていたが、読了してからこういうことかと納得。 ミステリーよりかはホラーチック、「私」の心情を追っていくのが主軸の物語だなと解釈した。 個人的に水車館がお気に入りで序盤から同様の仄暗さや湿っぽさを感じたためこれは!と楽しみにしていたが、あまり琴線に触れることもなく読了してしまい残念だった。単純にミステリー性を強く求めすぎた私に非があると思う。 とはいえ、「私」と関わる登場人物(特に架場)への遠すぎもしない独特な距離を保ったままの接し方やシリーズ読書が持つ探偵役への絶大な信頼を逆手にとったギミックは面白かった。少しの違和感でさえ繋がりを持っており結末へと辿り着いた時の達成感は健在で良かった。 最後のエピローグで島田潔はこういう男だよな!恋しかったぞ!とうんうん頷きながら読んだ高揚感はきっと忘れないだろう。
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