
あおたむ
@aooimmo
2026年6月13日
重力ピエロ
伊坂幸太郎
読み終わった
【感想 ネタバレあり 自分用】
愛だなあって心から思った。
春のことを許すことも、泉水がどのみち葛城を殺そうとしてたことも、そもそも血の繋がりがない春にも、泉水と同じように"Spring"の意味を込めて名前をつけたことも全部、大きな愛だなと思った。
夏子さんのことは登場時から分かっていたけど、葛城が父親だってことは何故か頭になかった。睡眠薬も、橋のことも、泉水が何か企てているというのは分かったけど、そこと繋がらなかった。結果的に驚きを得ることが出来たので良かったけど。
春と泉水の掛け合いがすごく素敵で、読んでいて楽しかった。
お父さんが春を産むこと、育てることを決めて、その後本当にしっかり愛を持って育てていたことが素敵だった。最後の、「おまえは俺に似て嘘が下手だ」という言葉は、多分、春にも泉水にも、すごく心がほぐれた言葉なんじゃないかと思った。
お父さんが結局ガンで亡くなったのは本当に悲しかったけど、煙に向かって「行け!行け!」というのは、それこそユーモアで溢れた行動だと思ったし、私も次、誰かの煙を見た時にも心の中でそう言おうと思った。



