
いちのべ
@ichinobe3
2026年6月13日
柿の種
寺田寅彦
読んでる
@ 電車
昨年のBOOK TONIC MARKETで、本屋itoitoさんに選書いただいた本。
この本をきっかけに寺田寅彦の文章が好きだ!と気づき、随筆集を並行でちまちま読んでいる。読み終わるのが勿体無くて。
> 猫が居眠りをするということを、つい近ごろ発見した。
> その様子が人間の居眠りのさまに実によく似ている。
> 人間はいくら年を取っても、やはり時々は何かしら発見をする機会はあるものと見える。
> これだけは心強いことである。(p38)
その前段からその結論に至るのが好き。
> 客観のコーヒー主観の新酒哉 (p110)
主観/客観という語を俳句に織り込むところが寺田寅彦らしくて好き。
> 泥坊のできる泥坊の健康がうらやましく、大臣になって刑務所へはいるほどの精力がうらやましく、富豪になって首を釣るほどの活力がうらやましい。(p175)
己の身体の弱さについて書いた後の締めがこの文なの、良い。