
雅
@miyabi_
2026年6月13日
琥珀の夏
辻村深月
読み終わった
ずっと眠らせてた積読、敬愛する辻村深月先生の作品を久しぶりに読んだ。相変わらず上手いなぁ好きだなぁという思い。
本という文字表記ならではの楽しみ、というか表記による世界観の作り方、区切り方が上手。未来と過去を行き来するのを補完してくれる。
それぞれの心情が丁寧に描かれていて、苦しくもあり、やるせなさを覚えさせる。さすが、心情や人間模様を描くのが上手いだけではなく、ラストスパートの驚きというか生々しさというか。
この事件が起きたことへの納得、だけどこんなもんかという思いは抱かせない、それはその真実を語られるまでに読み手は、語られる彼女らによって同じ視点へと引き込まれていたからだろう。
読み始めてから、続きが気になって入浴に本を持ち込むほど夢中になれた作品でした。
