
おみ
@moonriver___
2026年6月13日
新訳 サロメ
オスカー・ワイルド,
河合祥一郎
読み終わった
かつて読んだ
原田マハのサロメを読んでから二ヶ月ほど経ち、本当のサロメはいったいどんな話なのかと気になって購入後即読了。
男性同性愛のモチーフを感じ取れるほどの教養は持ち合わせてはいないし、いまは英語版を読むほどの気合いもないのだけれど、それでもあの時代にこの過激な話を世の中へ放ったのは素直に驚く。
翻訳家によってどうしても表現が変わってしまうことが、外国文学の難しいところだと思うけれどこの翻訳とわたしの解釈は一致している気がするので良い。ビアズリーの挿絵も仄暗くて作品の雰囲気に合っている。ほかの翻訳家のも気になる。
本書内のサロメと原田マハのサロメ内のビアズリーの純粋さが重なる気がしてそれがなんだか良かった。
「おまえの唇は苦い味がした。血の味かしら?……でも、恋の味かも。恋は苦い味がするっていうから……でも、どうでもいいわ。どうでもいい。おまえの口にキスしたんだもの、ヨカナーン。おまえの口にキスしたの。」






