
ちゃおくりー
@qiaokeli
2026年7月11日

対岸の彼女 (文春文庫)
角田光代
読み終わった
「人と出会うということは、自分の中に出会ったその人の鋳型を穿つこと。その人にしか埋められない鋳型は、親密な関係の終了と同時に中身を失い、ぽっかりとした空洞となって残される。相手との繋がりが強ければ強いほど空洞は深まり、人と出会えば出会うだけ私は穴だらけになっていく」...森絵都さんの解説より。
「喪失」という言葉の最も優れた解説であるように思う。小説の中の彼女達は30代とまだ若く、喪失の先にはまだ再スタートがあるだろう。私が迎えようとする60代ではもうないかな、なくていいかな。必要以上に人と一緒にいたくないし、一人の時間は何よりもの宝物だなと今は思える。


