対岸の彼女 (文春文庫)

23件の記録
- tsukushi@tsuku_um2025年6月30日読んでるちょっと開いた最近集中力がもたなくて読書から遠ざかってしまっていたけど今日は読めそうかも。夜コーヒーって寝られなくなるけどなんか飲んじゃうし好きなんだよな。おともにして少し読み進められた。
- 虚実書店マボロシ@maboroshi2025年6月12日読み終わった対岸で見合う彼女たち。終始心がザラザラとして辛いけど読んでしまう。読んでるだけでこんなに辛いのに書いてる方はどんななんだろう。これを書かなけれないけない心境を思うと凄いなとため息が出る。 個人と周囲の軋轢が平坦な言葉で淡々と埋め尽くされていく感じ。 読んでいて辛く無い部分が無い。どのシーンでも誰にでも共感してしまう。けれど、これはそういう歳になったのかなとも思う。もっと若かったら感想も随分違ったんじゃないか。 それにしても人生って生きづらい。いい年になって諦めもついたけど、やっぱりいろいろ思い通りに行かなくてぐちゃぐちゃとした心境なのは変わらないかも。そう考えると対岸の彼女どうよう救いはないな。 それでも生きていくんだよ。ということでしかなくなっているんだろうな。鈍くなるけど、辛いくないわけじゃない。辛い気持ちの手放し方がわかってくるというような。 楽しくなる部分はほとんど無いけど、それでも面白く一気に読んだ。
- しろみ@shiro-mi_kiroku2025年4月28日読み終わった2025年4冊目。 少し昔に買って積読コレクションになっていた本をようやく読了。 この本が書かれた時と現在では、だいぶ世間の風潮が変わってきているし、私自身が主人公達と世代や考え方が異なる部分があるので、全てに共感できたわけでは無いけれど、同じ女性として、主人公達の心情や環境に思いを馳せ、深く考える機会になった1冊でした。 特に、多感な学生時代の描写はとても繊細で、 大人になった今思えばなんであんなに悩んでたんだろうって一蹴できるけれど、女子中学生や高校生のころって自分の狭いコミュニティが世界の全てに見えて息苦しさを感じたり、ちょっとしたことで平和な日々がひっくり返りそうな怖さがあったり、この本を読みながら、過去の自分の姿を思い出したりしました。