対岸の彼女 (文春文庫)

97件の記録
たな@tana_o2026年6月17日読み終わった感想読書日記女性への解像度がとても高く感じて、共感の嵐でした。面白かった。 湿度が高いけど爽やかな読み心地。 ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことの方が、うんと大事な気が、今になってする という言葉が心に残りました。


ゆかり@yukari2026年6月13日読み終わったどの人物の気持ちもわかる。 生きているとこういうことの繰り返しだなと思う。 人と関わるのが煩わしくなることも、心底疲れることもあり、でも、そこから救ってくれるのもまた人だったり。 そうやってみんな生きていくんだなと。 読めて良かったです。



mimitome@mimitome2026年6月9日読み終わった現代作家の名著を読もうシリーズ。 推しの文芸評論家が推していたので読んだ。人間関係の深めのあるある(わかるわかる)を基調として少しドラマティックな過去と現在のエピソードが交互に展開されて最後に合わさる。 面白く読んだが、勇気が大切であるという極めて味気ない感想を得た(本当に読んだのか)
しゅさい@syusai2026年6月7日読み終わった中断してた本。傑作と聞いて読み出したけど、なんかつまらん…となってた。でも帯に140ページからすごいと書いてあって読みすすめた。結果、もう涙がとまらなくて。切ないだけでは終わらない。明日から生き抜く力をもらった。ぜんぜん登場人物たちと立場はちがうのに、私の物語って気がした。角田光代はほんとうにすごい。ありふれた登場人物しかいないし、なにか劇的な事件が起きたわけでもない。それでも、すごい読書体験だった。生活に根ざした細やかな描写がよかったのかな? そして表紙のふたりは葵とナナコなのだろうか…

がんちゃん@mg9252026年5月28日読み終わったかつて読んだ再読とは思えないくらい胸に迫るストーリーに飲み込まれた。 全く違う場所に立っていた誰かと出会うことで、今まで見えていなかった自分の姿や周囲との関係性が見えてくることがある。誰かと出会う時、私たちは同時にその誰かにしか引き出すことのできない、まだ見ぬ「自分自身」にも出会うのかもしれない。 他者を挫くことに命をかけるような奴らの言葉によって立ち止まってしまいそうになる時、私も何かを信じる側を選び続けられる人間でありたいと強く感じさせられた。


パン·オ·ショコラ@mw11222026年5月21日読み終わった借りてきたずっと読みたかった本書。約20年前の作品とは思えないほどリアルで引き込まれた。タイトルも、これしかあり得ないんじゃないかというぐらい。発売当時では分かりえなかったであろう二人の主人公の心の内を今なら分かる気がする。今読めて良かった。 第132回直木賞受賞作。森絵都の解説も良かった。 『信じていたのだ。人は親切にしてくれるものだと、今の今まで信じていたのだ。それは葵にとって不可思議な、しかし啞然とするほどの発見だった。』








ぴよみ@erim_05212026年5月15日読み終わった★★★★★ 「人と出会うことは、自分の中にその人にしか埋められない鋳型を穿つようなことだ」 本文でも思わず付箋を貼ってしまう箇所散りばめられていた本作だったが、なかでも特に印象に残ったのが、森絵都さんの解説にあったこの一文である。 こんなにもわかりやすく、それでいて深い言葉があるのかと心を掴まれた。 SNSが当たり前になった今、実際に会うことがなくても人と細く繋がり続けることができる。 だからこそ、「会う」という行為が持つ特別さや、その人の存在が自分に残していく感覚を、少し忘れてしまっているのかもしれない。 自分自身、最近はあまり人に会いに行っていない。 県外に引っ越してからは特にそうで、近くに友人も少ない。離れていてもSNSを開けば簡単に近況を知ることができるからこそ、会うことの重要性を見失いかけていた気がする。 私はどちらかといえば人間関係にドライな部分がある。 過去の関係を定期的に整理することもあるし、それに対して強い感情が湧くことも少ない。 「たぶんもう会わないし、それでいいか」――そんなふうに思うこともある。 それでも、地元に帰ったときには「会いたい」と声をかけたくなる人がいる。 きっとその人たちは、自分の中に深い鋳型を穿っていて、もうその人にしか埋められない存在になっているのだと思う。 声をかければ会ってくれる。 そんなことを、どこか当たり前のように思っていた。 けれど、今こうして「会いたいときに会える人」がいること自体、かけがえのない財産なのだと気づかされた。 「いつでも会える」を当たり前と思わず、年齢を重ねるほど、会いたいと思った人には会いに行くこと。 そして、新しい出会いを自分から見つけに行くこと。 そんな大切なことを静かに思い出させてくれる小説だった。

ポセイドンが飼ってる犬@big82842026年3月12日読み終わった文章的は三人称で書かれていることが一瞬分からなくなるくらい主観とおり混ぜられていて、その自然さは文章のうまさなのだろうと思った。正直、ストーリーは好みではなかったが、この人は文章がうまい。「青い壺」を読んだ時みたいな感じを彷彿とさせる。作品一覧を見たら「愛がなんだ」の人だった。映像化された作品を何本か見ていた。 「なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。」

momoka oba@momoka2026年2月23日読み終わったこの本を読み終える数日前、中学から大学まで一緒だった親友がインスタに「地元に帰って結婚して子どもを産んでから、友達にまったく会えてない。みんなずっと友達だと思ってたけど違ったのかな」という旨の投稿をしていた。それを見たわたしは反射的に、「わたしはたぶんこの先も子どもを産まないからママ友にはなれないけど、一生友達だと思ってるよ!」とコメントした。今の彼女とわたしは、年齢と性別と出身地以外にほとんど共通点がなく、きっと会っても話が合わないだろう。でも「一生友達だと思ってるよ!」は決して嘘じゃない。そう言い切れるくらい、確かな友情を育んだ自信がある。32歳の今は分かり合えなくても、40代、50代で再会した時にまた仲良くやれる自信がある。この本を読みながら、そんな女友達たちのことを思った。





sauntm@sauntm2026年1月23日読み終わった@ ホテル再再再読。 角田さん、本当に大好きです。 15年前、高校生のころに実家のベッドで涙を流しながら読んだところと、まったく同じところでボロ泣きしてしまった。 高校生のわたしは、まわりの目ばかりを気にしている葵に自分を重ねて、その葵が大人になったときに小夜子にとってのナナコのような存在になれていることに、すごく希望を持ったんだと思う。 私が好きな3冊 ・ナナメの夕暮れ ・うつくしい人 ・対岸の彼女 これらの共通点として、自意識でがんじがらめになっている主人公が他者によって救われること。 合う人に会うために、年を重ねていっているという点があるなと気づいた。 折に触れて、読み返したい。





おみ@moonriver___2025年9月21日読み終わったかつて読んだなかなかページがめくれなかったけどようやく読了。すこししんどかった。 森絵都の「結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。」の言葉にぐっときて購入。どれだけ長く仲が良かったとしても切れてしまった縁や、思いがけないところから繋がる関係もあるなと実感していたところでこのお話、女として生きることは時に非常に面倒で難しくてそれでいていまたまらなくたのしい。 「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」










tsukushi@tsuku_um2025年9月18日読んでる再開したシリアスな作品を読めそうな心意気だから再開する。じとーっとした深い闇のような部分を読むたびにヒリついて、このような雰囲気の物語を執筆できる作者をすごいと思う。


しおり@Kaffee58882025年9月15日読み終わった夏休み4冊目📕 なんとなく、私は人間という生き物は自分より持たないもの、持つもの、とかで順位を決めつけて接してしまう生き物だと思っている。その人の尺度でしかないのに可哀想だとか、勝手に物語を作り上げて接するのだ。それが正しいと信じて。そうやって自分を守って生きている、のだろう。 葵、小夜子、そしてナナコ、…そのほかの女性たち。それぞれ生き方も環境も違って考え方も違う。女同士なのに結婚しているいない、子供がいるいない、その他いろいろ、そうやって分かり合えなくなる。元々は砂場とかで一緒に訳もわからず泥だらけになって遊んでいたのにどうしていつから敵対はじめるのだろう。 大人になって、子供の頃遊んでいた『親友』と呼んでいた人と連絡も取らなくなる。ただ環境が一緒なだけで、大人になればなんとなく距離を取る。あの頃は楽しかった、と美化をする。楽しかったと言って振り返らない。対岸には戻らない。 「どこへもいけなかった。だけどあたしたち、どこへいこうとしてたんだろう。」 どこにも行く場所なんて無いけれど、どこか自分の事を知らない場所に行きたかった。もっと綺麗なものがあると思った。違う世界に行けると思った。ふたりなら。これは青春なのだろうか、いや人生だろうな。









サカキ@sakaki08252025年8月29日読み終わった初めての角田光代作品。 鬱屈とした閉塞的な雰囲気って学生時代特有のものかと思うけど、そうじゃなくて、大人になっても部分的に色んなところに残っていることを再認識させられた。ただ救いといえるものも提示されてて、そこを含めてとても良かった。 他の作品も読んでみたい。



tsukushi@tsuku_um2025年7月31日少し寝かせる夏になると私の脆弱性と暴力的な気候がかけ合わさって毎年メンタルの調子を崩す。そんな中で夏になるとなんだか決まってシリアスな話の小説を読んでる。メンタルの調子が悪い時に緊迫感のある本を無理やり読み切るのは健康に悪いと去年学んだので一旦寝かせる。また元気な時に。


結@yi_books2025年7月24日読み終わった人との出会い、関わりで大きく変わる人生。 じっと殻に籠るような中学生の鬱屈とした日々。 なんでもできる気がした高校生の無敵感。 彼女らの年齢に私はまだ追いついていないけど、時代もきっと違うけど、でも、とてもわかる、と思った。









初夏@10782025年7月1日読んだときは大学生で、まだ就職したことも子供を産んだこともないからわからないはずの社会とか気持ちだけど、なんか経験したことある、知ってるものだった。それってたぶん私が女だからで、あの本は1冊を通してのテーマとして女性にだけ見える世界にある視線とか牽制、息遣い、空気の薄さを文字に起こしたものだと思っていて、だから20年少し生きた程度でも女である限り感じたことがあったんだと思う。 私はきっとこのまま行くと小夜子の生きる世界で生きて、あんなに卑屈にはできればならずに、でも同じようにだんだん家庭ばっかりでつまらなくなっていく自分に辟易していくんだろうって思って、でもきっとそういうものだと思っているし諦めている。ほらもう小夜子。魚子と葵の伊東での一夏はすごくよかった。戻りたい。 正面から息苦しさにぶつかるのが怖くて読んでる間ずっと不安だった
tsukushi@tsuku_um2025年6月30日読んでるちょっと開いた最近集中力がもたなくて読書から遠ざかってしまっていたけど今日は読めそうかも。夜コーヒーって寝られなくなるけどなんか飲んじゃうし好きなんだよな。おともにして少し読み進められた。

- 虚実書店マボロシ@maboroshi2025年6月12日読み終わった対岸で見合う彼女たち。終始心がザラザラとして辛いけど読んでしまう。読んでるだけでこんなに辛いのに書いてる方はどんななんだろう。これを書かなけれないけない心境を思うと凄いなとため息が出る。 個人と周囲の軋轢が平坦な言葉で淡々と埋め尽くされていく感じ。 読んでいて辛く無い部分が無い。どのシーンでも誰にでも共感してしまう。けれど、これはそういう歳になったのかなとも思う。もっと若かったら感想も随分違ったんじゃないか。 それにしても人生って生きづらい。いい年になって諦めもついたけど、やっぱりいろいろ思い通りに行かなくてぐちゃぐちゃとした心境なのは変わらないかも。そう考えると対岸の彼女どうよう救いはないな。 それでも生きていくんだよ。ということでしかなくなっているんだろうな。鈍くなるけど、辛いくないわけじゃない。辛い気持ちの手放し方がわかってくるというような。 楽しくなる部分はほとんど無いけど、それでも面白く一気に読んだ。



- しろみ@shiro-mi_kiroku2025年4月28日読み終わった2025年4冊目。 少し昔に買って積読コレクションになっていた本をようやく読了。 この本が書かれた時と現在では、だいぶ世間の風潮が変わってきているし、私自身が主人公達と世代や考え方が異なる部分があるので、全てに共感できたわけでは無いけれど、同じ女性として、主人公達の心情や環境に思いを馳せ、深く考える機会になった1冊でした。 特に、多感な学生時代の描写はとても繊細で、 大人になった今思えばなんであんなに悩んでたんだろうって一蹴できるけれど、女子中学生や高校生のころって自分の狭いコミュニティが世界の全てに見えて息苦しさを感じたり、ちょっとしたことで平和な日々がひっくり返りそうな怖さがあったり、この本を読みながら、過去の自分の姿を思い出したりしました。





























































