対岸の彼女 (文春文庫)

45件の記録
- さき@sakikikiki2025年10月10日読んでる通勤読書。 まだまだ始まったばかりで、寝てしまった子供を抱えながら、義母からもらった重たい食材たちを持って帰るところまで。 義母って何で仲良くしてくれない人多いんだろうな。
- おみ@__and_3__2025年9月21日読み終わったかつて読んだなかなかページがめくれなかったけどようやく読了。すこししんどかった。 森絵都の「結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。」の言葉にぐっときて購入。どれだけ長く仲が良かったとしても切れてしまった縁や、思いがけないところから繋がる関係もあるなと実感していたところでこのお話、女として生きることは時に非常に面倒で難しくてそれでいていまたまらなくたのしい。 「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」
- tsukushi@tsuku_um2025年9月18日読んでる再開したシリアスな作品を読めそうな心意気だから再開する。じとーっとした深い闇のような部分を読むたびにヒリついて、このような雰囲気の物語を執筆できる作者をすごいと思う。
- しおり@Kaffee58882025年9月15日読み終わった夏休み4冊目📕 なんとなく、私は人間という生き物は自分より持たないもの、持つもの、とかで順位を決めつけて接してしまう生き物だと思っている。その人の尺度でしかないのに可哀想だとか、勝手に物語を作り上げて接するのだ。それが正しいと信じて。そうやって自分を守って生きている、のだろう。 葵、小夜子、そしてナナコ、…そのほかの女性たち。それぞれ生き方も環境も違って考え方も違う。女同士なのに結婚しているいない、子供がいるいない、その他いろいろ、そうやって分かり合えなくなる。元々は砂場とかで一緒に訳もわからず泥だらけになって遊んでいたのにどうしていつから敵対はじめるのだろう。 大人になって、子供の頃遊んでいた『親友』と呼んでいた人と連絡も取らなくなる。ただ環境が一緒なだけで、大人になればなんとなく距離を取る。あの頃は楽しかった、と美化をする。楽しかったと言って振り返らない。対岸には戻らない。 「どこへもいけなかった。だけどあたしたち、どこへいこうとしてたんだろう。」 どこにも行く場所なんて無いけれど、どこか自分の事を知らない場所に行きたかった。もっと綺麗なものがあると思った。違う世界に行けると思った。ふたりなら。これは青春なのだろうか、いや人生だろうな。
- サカキ@sakaki08252025年8月29日読み終わった初めての角田光代作品。 鬱屈とした閉塞的な雰囲気って学生時代特有のものかと思うけど、そうじゃなくて、大人になっても部分的に色んなところに残っていることを再認識させられた。ただ救いといえるものも提示されてて、そこを含めてとても良かった。 他の作品も読んでみたい。
- tsukushi@tsuku_um2025年7月31日少し寝かせる夏になると私の脆弱性と暴力的な気候がかけ合わさって毎年メンタルの調子を崩す。そんな中で夏になるとなんだか決まってシリアスな話の小説を読んでる。メンタルの調子が悪い時に緊迫感のある本を無理やり読み切るのは健康に悪いと去年学んだので一旦寝かせる。また元気な時に。
- 結@yi_books2025年7月24日読み終わった人との出会い、関わりで大きく変わる人生。 じっと殻に籠るような中学生の鬱屈とした日々。 なんでもできる気がした高校生の無敵感。 彼女らの年齢に私はまだ追いついていないけど、時代もきっと違うけど、でも、とてもわかる、と思った。
- tsukushi@tsuku_um2025年6月30日読んでるちょっと開いた最近集中力がもたなくて読書から遠ざかってしまっていたけど今日は読めそうかも。夜コーヒーって寝られなくなるけどなんか飲んじゃうし好きなんだよな。おともにして少し読み進められた。
- 虚実書店マボロシ@maboroshi2025年6月12日読み終わった対岸で見合う彼女たち。終始心がザラザラとして辛いけど読んでしまう。読んでるだけでこんなに辛いのに書いてる方はどんななんだろう。これを書かなけれないけない心境を思うと凄いなとため息が出る。 個人と周囲の軋轢が平坦な言葉で淡々と埋め尽くされていく感じ。 読んでいて辛く無い部分が無い。どのシーンでも誰にでも共感してしまう。けれど、これはそういう歳になったのかなとも思う。もっと若かったら感想も随分違ったんじゃないか。 それにしても人生って生きづらい。いい年になって諦めもついたけど、やっぱりいろいろ思い通りに行かなくてぐちゃぐちゃとした心境なのは変わらないかも。そう考えると対岸の彼女どうよう救いはないな。 それでも生きていくんだよ。ということでしかなくなっているんだろうな。鈍くなるけど、辛いくないわけじゃない。辛い気持ちの手放し方がわかってくるというような。 楽しくなる部分はほとんど無いけど、それでも面白く一気に読んだ。
- しろみ@shiro-mi_kiroku2025年4月28日読み終わった2025年4冊目。 少し昔に買って積読コレクションになっていた本をようやく読了。 この本が書かれた時と現在では、だいぶ世間の風潮が変わってきているし、私自身が主人公達と世代や考え方が異なる部分があるので、全てに共感できたわけでは無いけれど、同じ女性として、主人公達の心情や環境に思いを馳せ、深く考える機会になった1冊でした。 特に、多感な学生時代の描写はとても繊細で、 大人になった今思えばなんであんなに悩んでたんだろうって一蹴できるけれど、女子中学生や高校生のころって自分の狭いコミュニティが世界の全てに見えて息苦しさを感じたり、ちょっとしたことで平和な日々がひっくり返りそうな怖さがあったり、この本を読みながら、過去の自分の姿を思い出したりしました。