
yt
@yt
2026年6月14日
責任の生成
國分功一郎,
熊谷晋一郎
読み終わった
「とても不思議なことですが、一度免責することによって、最終的にきちんと引責できるようになるのです」(p43)
責任とは何なのか、どうやって生じるのか。
責任を取るという行為に人間性のヒントがありそうだ。
「本当は「意志」があったから責任が問われているのではないのです。責任を問うべきだと思われるケースにおいて、意志の概念によって主体に行為が帰属させられているのです」(p116)
過去を切断する意志よりも、過去と丁寧に向き合う覚悟から考える必要がある。
「鮮明な過去を生き続けている、つまり記憶が強力な存在感を放ち続けるような日々を送っていたり、過去の習慣を捨てて新しいものに適応していくのが苦手な傾向を持つ自閉スペクトラム症という一群の人々は、かつてのフォーディズム体制下では理想の労働者だったけれど、ポストフォーディズム社会においては次々に障害者のラベルを貼られているのではないか」(p306-307)
変化する社会環境で人間性を保てるのか自信がない。
読んでますます分からなくなってくるという、素晴らしい体験でした。
「いったい、世の中で「責任」とよばれている「あれ」は、なんでしょうか」(p402)








