Tomy "禁忌の子" 2026年6月14日

Tomy
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@books_tomy
2026年6月14日
禁忌の子
禁忌の子
山口未桜
ガッツリネタバレ感想 自殺はミステリーの禁じ手というか、殺人と思ってたら実は自殺でしたーという筋書きは作者として心理的に忌避感があって普通は避けがちだと思う。それをストーリーや演出でここまで面白く持っていけるとは。 自殺と判断する論理が明確で鮮やか。エラリー・クイーンのよう。 顔の全く同じ遺体という部分に関しては、肉用牛生産で母体が違う一卵性双生児は可能であると知識として知っていたため、そこに関しては推測でき衝撃度は低かったけどタイトルの「禁忌」の子とまでは言い難いよなあと思ってたら衝撃の事実。 確かにそれは間違いなく禁忌の子だし京子先生の行動や自殺の動機としても腹落ちするし、犯人の行動にも納得感がある。 ところどころ手がかりの散りばめ方に不親切さを感じた部分もあったけれどとても面白かった。 けど真相が生理的な嫌悪感を催すもので作品の面白さはそれはそれとして物語の根幹を成す真実が受け付けなかった。あと結末も個人的にはモヤモヤして意見が分かれそうだなあと。 すごく良くできたミステリーだけど人を選ぶ小説かもしれない。
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