
くりーむ
@cream
2026年6月14日
ベル・ジャー
シルヴィア・プラス,
小澤身和子
読み終わった
それと、本文で明言されている以上に、『ベル・ジャー』では、「女の子」たちに対する性的な視線が文章に表れていることも特徴的です。たとえば、「パジャマのこともあった――ドリーン以外の女の子たちは、夏用のコットンのパジャマとキルトの部屋着、或いはビーチでも着られるタオル地のローブを自宅から持ってきていたけれど、ドリーンは床まで届くくらい長い、ナイロントレースのすけすけのネグリジェを持ってきていて、静電気で体にまとわりつく、肌と同じ色のガウンを着ていた。少し汗っぽい面白い匂いがして、それを嗅ぐたびにわたしは、指でつぶすとムスクの香りがする、貝殻みたいな形のシダの派を思い出した。」
「男の子」たちの描写に、こういうものは、(少なくとも私が観た限りでは)みられなかったようにおもいます。
このあたり、『仮面の告白』に近い迫力を感じます。最後の植物の描写は、『飼育』にあったものにも近いように見えます。
