瀬戸内
@setouchi
1900年1月1日
カササギ殺人事件<下>
アンソニー・ホロヴィッツ,
山田蘭
読み終わった
すごい賞をとったらしいので上巻含めてどうにか読破。
噂通り面白かった。
あらゆる場面で計画的な緻密さを感じたのも久々。
ミステリー小説としてはとても面白い。
しかし、最初の素直な感想は、海外の人ってドラマチックだよな~、だった。
面白いんだけど主人公含めて感情が豊かを超えて我が強いなって感じ。
こちらとしては少しだけついていけなかったりもしたが、海外はこれくらいが普通なんだろうな。
主人公はどうしてここまで自分を貫き通せるのかその行動理念はちょっとわからんけど主人公だからと言われたらその通りなんだよな
ミステリーは固定概念を一回忘れなさいという思し召しに近いものも少し感じた。
読後感は良いかと言うと……って感じではあるものの、
作中作と本筋の二つの謎が解ける展開は面白く、評価される理由はあちこちにある。
カササギ殺人事件=作中作というものを素晴らしく上手に使いきった小説としてはきっと忘れられない。
主人公があまり好きにはなれなかったのは
この小説がドラマやストーリーライン(登場人物に課せられた運命)を重視して、主人公や登場人物のことをあまり愛していないように(それは公平であり、決して悪いことではない)も感じてしまった。
作者が主人公や登場人物に何を思ったのかはわからないが、ストーリーライン(運命)にはキャラ(人間)は勝てないみたいな
ささやかなモヤりを感じてしまった。
