
704h
@704h
2026年6月15日

黒蜥蜴
三島由紀夫
読み終わった
読み終わった。
江戸川乱歩の新潮文庫短編集に続いて、乱歩原作の三島由紀夫の戯曲。M!DOR!さんの装画がカッコいい。
正直、三島由紀夫の世界感は好きではなかったので、本作も世界に入りきれずに読み終わってしまった。やはり戯曲なので、舞台をよく観る人の方が入りやすいのだと思う。
それでも伝えたいテーマはよく分かるし、門外漢な自分でも舞台役者に魅力があれば楽しく観れそう。誰だって美輪明宏の黒蜥蜴は観たい。
巻末の東雅夫氏の解説で、三島由紀夫のロマン主義と子供じみた熱狂について語られていて、三島作品の魅力は衒いなく夢を語ることのできる強さなのではと思った。甘美で饒舌なセリフの洪水に慣れていないと窒息しそうになるが、水心あれば魚心で必要とする人もいる。
やはり楽しめない作品があるのは惜しい。いつかこの戯曲の魅力が分かるようになればなと思う。