tomo "増補改訂版 スマホ時代の哲学..." 2026年6月15日

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@tomo627
2026年6月15日
増補改訂版 スマホ時代の哲学 「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険
SNSでの自己演出が対面のそれと違うのは、①実生活の交流と違って、セルフイメージの入念なコントロールがしやすく、②より広範により速い社会的比較ができ、③「いいね」や「シェア」の数をチェックすることで、一目で他者からの評価を把握できるところです。  これら三つの特徴ゆえに、SNSは他者評価やつながりの形成を好む人間の性質を肥大化させます。意識的にSNSの比較の渦から距離をとり、孤独・孤立を確保しなければ、フォロワーやタイムラインに最適化した自己を育てることになりかねません。  より悪いことに、とりわけSNSでは「他人が自分をどう思っているかという評価を大きく読み誤ることが多い」ように思われます。必死に「他人の評価する私」に最適化しようと苦しんでいるとしても、そもそもその「評価」が勝手な想像や誤読かもしれないわけです。  要するに、常時接続に浸りきるのが危ういのは、SNSを用いて私たちがやっているのが、誤読の可能性が高い「タイムラインの評価」に最適化することだからです。虚像へと暴走的にひた走るのを避けるためにも、たまには常時接続の世界から離脱し、孤独を持つ練習をしてみてはどうでしょうか。 P.352-353
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