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tomo
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@tomo627
Fuzkueラジオリスナー 乱読のセレンディピティを信じてる積人(つみんちゅ)
  • 2025年11月24日
    虚弱に生きる
    虚弱に生きる
    卓球を始めたのは、運動嫌いの私にはゲーム性のあるスポーツのほうが続けやすいのではないかという算段だった。あくまで、健康のためであって、試合に出るわけでもなければ必要以上に上手くなりたいわけでもない。 それなのに週に三〜四回という部活みたいなペースで卓球をやっている。こんなことをして何になるのだろう?と虚しさに襲われる瞬間もある。卓球の健康効果はといえば今のところ微々たるものだし、それなりに楽しいとはいえ、娯楽目的であればせいぜい二週間に一回くらいで十分である。スタッフの人に「卓球以外に趣味あるんですか?」と聞かれて「別に趣味じゃないです」と答えたこともある。生きていくために、健康になりたいからやっているだけ。 卓球なんてやってないで、本を読んだり映画を観たり仕事をしたりしたい。この運動量を一生続けていかなければならないと思うと憂鬱になる。私が空振りした球を無様に拾っているあいだにも、わざわざ運動せずとも健康を保てる同世代の多くは、キャリアを積んだり恋愛をしたり家族をつくったりしている。私は球拾いすら下手くそなので、頻繁に拾い損ねてダサいことになっている。 差は開いていく一方だ。私は何も成長しない。ちょっと卓球が上手くなるだけ。 しかし、それなのに私は、嬉しかった。卓球が上手くなって、嬉しかった。球が速くなった、ただそれだけのことが、嬉しかったのだ。
  • 2025年11月24日
    虚弱に生きる
    虚弱に生きる
    膝が痛くて歩けなかった時期は世界の中心が膝になったと書いたが、実はかつて世界の中心が肛門になった時期もあった。二十四歳の頃は、常に肛門でものを考えていた。 子供の頃から時々切れ痔になっていたが、二十四歳頃から徐々に悪化し、イボ痔に進行した。何をしていてもお尻への負担を真っ先に心配するようになった。 特に負担が大きいのは座位姿勢で、座面が硬ければ硬いほど良くない。行きたい飲食店があったらまず椅子をチェックし、硬そうだと「お尻に悪そうだな……」と尻込みし(尻だけに)、柔らかそうなソファだと「お尻に優しい!」と歓喜した。硬い椅子に座ることを極力避け、日常がお尻中心に回っていく。 (中略) 帰る頃にはもうニトリは閉まっていた。私はどんなに華やかな世界に一瞬身を置いても、コートの下は毛玉だらけだし、パンツの下は痔だし、なけなしの金で今一番買いたいものは珪藻土マットなのだった。 ーーー 感想)朝井リョウといい、なんでこうも痔エッセイは面白いのだろうか。
  • 2025年11月17日
  • 2025年11月15日
    エイレングラフ弁護士の事件簿
    エイレングラフ弁護士の事件簿
    面白いな…クセになる。パターンが分かってきたところでの「エイレングラフの義務」がニクい。
  • 2025年11月15日
    エイレングラフ弁護士の事件簿
    エイレングラフ弁護士の事件簿
    評価の高い短編集なので買っていた。読みはじめて、思ってもいない方向性のストーリーに驚き。こういうリーガルものもあるのか…
  • 2025年11月14日
  • 2025年11月9日
    女王さまの休日
    シャールさんにまた会えて嬉しい。 著者の古内さんは、台湾作家の方とのトークイベントにも以前ご出演されていたけど、なるほど新作の舞台が台湾だったんですね。
  • 2025年11月8日
    毎日読みます
    毎日読みます
    「18 本の効用」から「25 ゆっくり読む」
  • 2025年11月6日
    帰れない探偵
    帰れない探偵
    謎解きミステリの探偵小説とは、すこし毛色が異なりますが、気づいたら世界観に没入してしまう小説でした。 最終章にザ・ブルーハーツの「終わらない歌」が登場して、この小説のテーマ曲がそれで頭いっぱいになってしまった。
  • 2025年11月5日
    サイバー攻撃 その瞬間 社長の決定
    社長、まだあの時のハイを引きずってますか!?って思うくらい、筆致が熱い。投資家や取引先へのポーズもあるんだろうけど。
  • 2025年11月5日
    ひとりで食べたい
    郵便局の窓口で受け取った本を、そのまま朝マックしながら読み始める。ひとりでジャンクなものを思いっきり食べるのも「ひとりで食べたい」理由。 序章、長年の友人との別れをきっかけに、著者自身が生について改めて考えた、と始まる。
  • 2025年11月4日
    増補新版 韓国文学の中心にあるもの
    読み始め。まずはキム・ジヨンから。 男女平等、男女同権、韓国と日本では徴兵制の有無の違いから、大きく前提が異なる、と。
  • 2025年11月3日
    過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書
  • 2025年11月3日
    百年文通
    百年文通
  • 2025年11月2日
    百年文通
    百年文通
  • 2025年10月26日
    毎日読みます
    毎日読みます
  • 2025年10月17日
    帰れない探偵
    帰れない探偵
  • 2025年10月15日
  • 2025年10月14日
    文藝 2025年冬季号
    私の思春期を彩ってくれたエイミーこと山田詠美デビュー40周年記念特集
  • 2025年10月13日
    女の園の星(4)
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