しんどうこころ "悲しみよ こんにちは" 2026年6月15日

悲しみよ こんにちは
悲しみよ こんにちは
フランソワーズ・サガン,
Francoise Sagan,
河野万里子
読後、自分の考えをまとめている。まとめればまとめるほど、『悲しい』。 これはおそらく作者がタイトルで狙った悲しみとは違う。 なんだろう。とてつもなくくやしい。 同じ読後感の人はいるのだろうか。 こうした批判的な読後感をもたらす作品も、見方を変えれば文学的には成功しているのかもしれない。 改めて、読書は面白い。 そして恐ろしい。 文学は作品の輪郭を浮かび上がらせるだけではない。読者の輪郭をも浮かび上がらせる。 わたしは何を大切にしているのか。 何が許せないのか。 本を閉じたあとになって、自分自身の方が裸にされていることに気づくのである。
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