悲しみよ こんにちは

48件の記録
- 帆@_honnomemo2025年8月13日読み終わった作者が当時18歳だと聞き、興味を惹かれ購入した本。読み始めてすぐに混乱する。これを書いたのが、18歳だって?私の聞き間違いだったんじゃないかと思い、何度も裏表紙を確認した。そこには紛れもなく「18歳で描いた衝撃のデビュー作」と書いてあった。ほんとうに衝撃。 読み終わって暫くは涙が止まらなかった。恥ずかしかった。顔をぐしゃぐしゃにして泣くのは久しぶりだった。 「幸福そうなアンヌの顔」が私の脳裏にもよぎる。苦しい。とてもよかった。
- めた@metayuki2025年7月14日読み終わった数十年ぶりの再読。新訳らしいので、ほぼ初読みな気分で。 出だし、大好き。終わり方も好き。こんなふうに10代を生きる人は稀だろうけど、こんなふうな意地悪をやった経験のある10代(だった人)は多いはず。 「あなたの言う知性はね、年のことでしかないの」
- 猫@mao10122025年3月7日かつて読んだこの本を読んだ時、十八歳という若さで、このような物語が書けるのかと頭を殴られたような気持ちになった。 文字から伝わる静謐な知性と品性が美しすぎる。十代の若さから来る強い感情のひとつひとつが、自身も抱いたことのある感情たちでまるで他人事ではないような気持ちで読んだ。 そして何より、『悲しみよ こんにちは』というタイトルの素晴らしさ。悲しみをしっかりと自認して、受容することが出来ているからの言葉だと思う。