DN/HP "ボビーに首ったけ (角川文庫..." 2026年6月16日

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2026年6月16日
ボビーに首ったけ (角川文庫 緑 371-11)
「走らないか」 「え?」 「オートバイで走らないか」 「いま、どこ?」 「河のほとりの、コンクリートの部屋さ。オートバイで、いまから西へむかってこい。俺は東向かう」 中秋の名月の夜に東西それぞれから、一方は月を正面に見ながら、一方は月を後ろに従えてオートバイで走り出し、ちょうど月が頭上にくる頃に出会う、という待ち合わせの仕方がロマンティック過ぎ。そんなことを思いながら四編目に収録された「月見草のテーマ」を読んでいるけれど、今までの三編を読んだ上だとここにも「死」の徴候が漂っている気がしてきて浸れきれない感もある。そこが良い気もする。
ボビーに首ったけ (角川文庫 緑 371-11)
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