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@POPUP7days
2026年6月16日
ムーミン全集[新版]8 ムーミン谷の十一月
トーベ・ヤンソン,
鈴木徹郎
読み終わった
ムーミン一家がいないムーミン谷のお話。
不在がムーミンたちの温かさをむしろ強めているような不思議な感覚。
不在の家で好きに暮らし始める面々に「えっいいの?」と思っちゃうけど「まあムーミンたちは怒らないし、笑って『そうなんだね』って言うだけかも」とも考えたりする。
去ってしまったのか、出かけただけなのか、会ったらムーミンたちが何かをもたらしてくれるのではないか。ヘムレンさんはムーミンパパに、フィリフヨンカはムーミンママに投影し、スタルックおじさんはご先祖さまに自身との共感を求め、ホムサは申し分ないママとしてムーミンママを求める。
しかしそういった幻影は、一家に会う前に皆目が覚めて家に帰っていく。
スナフキンが「ムーミン一家とだったら一緒にいても孤独でいられる」と作中でこぼしていたが、ムーミンたちは共感を他に多く求めず、それぞれであることを許してくれる。パパは冒険
それが、不在であってなお機能しているんだなあと思った。
