たびたび "熟柿 (角川書店単行本)" 2026年6月16日

たびたび
たびたび
@tabitabi
2026年6月16日
熟柿 (角川書店単行本)
年齢的にも、母親としても、運転をする人間としても自分を重ねてしまった。贖罪の物語というよりは、償ったその後の人生に主にスポットが当たっている。情けなかったり自制がきかなかったり、生身の人間らしさを感じさせる主人公に逆に共感した。 抑制のきいた文体で語られているのが、柿が熟すのをじっくり待つ、機が熟すのを待つというタイトルにぴったりだと思った。劇的ではないけど余韻が深い、良い読書体験だった。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved