
時間のかかる読書人
@yoko45
2026年6月16日
相談するってむずかしい
細川貂々,
青山ゆみこ
読んでる
@ 待合室
提案をいくつも出して、かなり必死に話を聞いた。
気づけば二時間以上が経っていて、お互いに疲れ果てて抜け殻みたいになっていた気がする。電話を切ったあとも仕事が手につかないほどわたしも動揺しており、夜寝るまで、翌朝起きてからもその人のことが頭から離れなかった。
何度かそんなやり取りがあって、わたしからも電話するのだが、事態は進展せず、むしろ混乱が深まっているように感じられるような。
するとある日、ふっと心が荒立つような瞬間があった。急に我に返るみたいに。
前回わたしがあんなに必死に提案したことは、なんだったんだろう。一秒も惜しい忙しさのなかで、自分が時間を割いて気を揉んだあの時間は、意味がなかったのではないか。
なんだかやりきれない。もっと言うと、自分の気持ちが消費され、損なわれたような、ネガティブな感情まで湧いてくる。せっかく相談に乗ったのに、報われないことへの怒りのようなもの…。それは非常にどす黒い感情だった。
