-ゞ- "くらしのアナキズム" 2026年6月16日

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@bunkobonsuki
2026年6月16日
くらしのアナキズム
アナキズム(無政府主義)は、革命や政府崩壊といった極限状態にあるのではない。むしろ、とても身近なものなのだ。 日常生活においてアナキズムはどのように発露するのか。文化人類学の知見を活かし、歴史を振り返りながら考える本。 ここからは感想。 日本で戦国時代に突入した時、国全体が疲弊しなかったのは、本書における「アナキズム」によるものだと思う。中央集権が機能しなくなった結果、大名と呼ばれる地域の主が台頭した。地域ごとに管理が行き届き、時に併合され、徐々に統一へ向かっていった。 徳川幕府は世界的に見ても類を見ない長期政権として知られるが、それは戦国時代に各所で大名による統治が発達した=アナキズムによるところが大きいのではないか。 中央集権とアナキズムは対立して考えられる概念だ。しかし、成熟した中央集権はアナキズムを経て達せられるものだと思う。
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