
toneri
@toneri_08
2026年6月17日
さみしくてごめん
永井玲衣
読み終わった
前半は著者の日記。面白おかしかったので、久々に声をあげて笑う読書になった。
後半は色々なテーマのもとに書かれた文章群となっている。
個人的に、人の悲しみや切実な祈りのなかには美しさや尊さがあるように思えているのだが、本書は揺らぎながらも何かその核心めいたものに触れている気がした。
哲学と哲学することについて文を綴る中で、分からなさや不安、居心地の悪さといったぼんやりとした心許なさが様々なかたちで出てくる。それが「さみしい」という表題なのだと思う。そしてさみしいけれども、何だかうつくしくて、途方に暮れながら力強く生きていけることが書かれている。
