ずんだ文芸部 "暗号の子" 2026年6月17日

暗号の子
暗号の子
宮内悠介
SFというジャンルは元々理系人間に刺さる特性があるけれど、本作は特に「技術」に振り切っていて、専門用語も躊躇なく多用されている。 加えて、テーマも最新の科学技術✖️社会問題あるいは哲学という感じで、まあまあ難解。 ただ、その分、すごく真理めいたものも感じて「何かすごいことを言っている気がする」と小学生みたいなことを読んでて思った。 本作は短編集なのですが、暗号の子という表題作に関連して、ブロックチェーン技術がテーマの作品が多かった。あとはAIに宇宙開発も。 ただでさえ、語られるテーマがそれなりに難解なうえ、登場する技術も工学系以外の人からすると難しそうなので、人を選ぶと言えばそうかもしれない… 掲載元がSF雑誌や技術雑誌の作品が多いのも起因しているのかな。 とはいえ、技術好きの理系人間からするとたまらないのは間違いないので、そういう人にはおすすめな一冊です!
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