
さくら
@saku_kamo_ne
2026年6月17日
タダイマトビラ
村田沙耶香
読み終わった
家族欲をどう満たすか。
果たして、自分の中に、家族欲がそもそもあるのかどうか。
母が亡くなってから、家族がいないことに悩み、母を苦しめたことに罪悪感を抱いてきた気がするけれど、それは母親に愛されたい欲というより、「ななちゃん」という人に愛されたかったんじゃないかなと思う。
(母のことをななちゃんと呼んでいました)
家族欲というより、「人に大事にされる欲」とか、「自分の存在を丸ごと受け入れてもらえる欲」とか。
でも、これが世間一般での家族の役割なのかもしれない。
「『本当の家』なんて、ほんとはどこにもないんじゃないだろうか? 家族になるというのは、皆で少しずつ、共有の嘘をつくっていうことなんじゃないだろうか。」
──村田沙耶香(著)『タダイマトビラ』(新潮社、2016年)

