タダイマトビラ
32件の記録
たくみかん@takumikan-7152026年2月5日読み終わった愛着障害の行き着く先が、ここまで酷いものだとはいかないまでも対人関係や恋愛関係に大きな影響を及ぼすと改めて感じさせられる作品だった。 カゾクヨナニーの表現や、私がニナオになっていたのシーンは鳥肌ものだった。
つのぶえ@shofar2026年1月16日読み終わった何か、うまく掴めない、分からない、ピンとこない、言葉にならない、という感想。 作品から距離を置いて考えれば、家族とは何かとか、脳を騙すということとか、世界を変えてしまう、崩壊させてしまうほどの、家族なるもののこととか、色々考えることはできるかもしれない。 けれど、自分に引き付けて考えたときに、ぼやける。上手く感覚が励起しない。自分が、主人公の言うところの、騙されることを良しとして、(家族とは違うものではあるが)一つの世界、不思議の国に、自分を置いているから、だろうか。 作品からはズレるけれど、考えるとか分析するとかいうことを捨てて、感じるままに感じられたら良いのになと思う。 (2026/01/17追記) 終盤にある意味の崩壊は、主人公の心の次元での出来事だと思っていた。お迎えというのも、彼氏だろうと思っていた。主人公の身に起きた覚醒というものが、精神病発症の体験のように読んでしまったことが原因だと思う。 その既存の意味の崩壊によって主人公が見出した新たな、原初の意味というものを、家族に伝えようとする主人公の在り方が、それまで既存の価値に(主人公の言い方では)騙されてきたことと重なり、構造がただ逆転しただけではないかと思った。 なので、結末としてはおそらく人死が出て終わるのだろうと思ったのが、本当に世界の崩壊が描かれたので、読み手の自分としては微妙な感じになったのだと思う。 こういう風に作品を自分の知識で意味付けて分析的に読むということや、その読みとのズレを違和感として表現することが、作品そのものを読み、味わう態度からは遠く、上の立場から裁くかのような読み方になってしまうということを忌避した結果、何も言えなくなったのだと思う。 SNSに投稿することが、あまり良くないのかもしれない。




うに@urara04032026年1月6日読み終わった結末が難しかった。まだちょっと理解できてない。 私でカゾクヨナニーされてる!!!のところ勢いがとんでもなくて最高😹 家族は精神的建造物ってまさにその通りだと思いつつ、本編に出てきたように血の繋がりだよなーとも思った。うちの家族は全員カゾクヨナニーしてるタイプじゃないかな。心の底から家族仲が良いと言えるけど、それと同時にその関係性に陶酔して意図的に作り出してるようにも思える。いやーおもしろ!!
南極石@lockyroad2025年5月1日読み終わった結局プロジェクトからはずれて村田沙耶香ばかり読んでしまってます。 村田沙耶香作品はいくつかの共通のモチーフが出てきて、読んでいて興味深いですね。 ギンイロノウタでも出てきた「扉」のモチーフは、今回と同じようで違うような気がします。その違いなんかを考えていると表現の鋭さに刺されて死んでいく感覚になるのがとても面白いです。

aharenamono@aharenamono1900年1月1日読み終わったかつて読んだ小説2025年読了本Kindle特殊な設定もあるけど、『家族』を考えさせられる作品。 生まれ育った家族はかえがきかない。その家族に満たされないとき、どう自分を満たし保つのか。 スラスラ読めた。


- sim_swim_awesome@sim_swim_awesome1900年1月1日読み終わった母性に倦んだ母親のもとで育った少女・恵奈は、「カゾクヨナニー」という密やかな行為で、抑えきれない「家族欲」を解消していた。高校に入り、家を逃れて恋人と同棲を始めたが、お互いを家族欲の対象に貶め合う生活は恵奈にはおぞましい。人が帰る所は本当に家族なのだろうか? 「おかえり」の懐かしい声のするドアを求め、人間の想像力の向こう側まで疾走する自分探しの物語。 🏠🏠🏠🏠🏠🏠🏠🏠🏠🏠🏠🏠 🚪🫙🐜 とんでもないラストで読後呆然。村田沙耶香さんの作品はエッセイしか読んだことがなかったが、こりゃすごい。訳がわからなくてすごい。分かりそうだけど分からない。笑 「この家で、私たちは無理に愛し合わなくてよかった。それが私たちを追い詰めてもいたし、同時に、どこかで救ってもいた。」 機能不全家族に育った人なら、これはとても"分かる"感覚だと思うのだが、作者の村田沙耶香氏はとても家族仲が良い家庭で育ったのだという。益々わけがわからん。← 「主婦としての仕事は全部ちゃんとこなしてるのに、何でだめなのか、ぜんぜんわかんない」と言う母。 「こなすってなんだよ、仕事を辞めさせた俺へのあてつけかよ?子育ては、仕事じゃないだろ。もっと愛情を持てって言ってるんだよ」と言う不倫して家にいない父。 それを冷めた気持ちで見つめる恵奈。諦めきれない弟、啓太の差はなんだったのか。 大学の青年心理学の授業で、アメリカの作家リング・ラードナーの言葉を先生が紹介してくれたことを思い出した。 “The family you come from isn’t as important as the family you’re going to have.” 『あなたが育った家庭は、これからあなたが持つ家庭ほど大切ではない』 恵奈はこの考えを地で行く。育ちの家庭には一切期待せず、自分がこれから作り上げる過程のために着々と準備する。ないなら作ればいい、工夫すればいい、と自分の境遇は気にも留めない。 同じ家に生まれながら、全く違う反応を見せる姉弟。家族の結びつきが弱い家庭に於いては、家族以外の人間関係が大きく影響するということなのか。 資本主義は家族(家庭)を幸福の象徴として賛美するけれど、その前で苦悩する人は少なくない。日本の殺人事件の内訳は家庭内が半数を占めており、理想の家庭像との乖離に耐えられなくなってしまうのかもしれない。 樋口毅宏さんの熱量が高い解説も必読。先に解説読んでもこのラストは予想できないよ…。 「ネグレクトの母親に育てられた女の子の一人称で、生きていること、特に生理的なものへの嫌悪感を綴った描写に息を呑んだ。」 これに尽きる。 こりゃ映像化無理だなと思うし、活字だからこその想像で楽しめるラスト。 「家族を作る」という行為の「失敗」「成功」とはなんだろうか。読みながら考えていたのだけど、そんな些細なことはぶっ飛ばしてくれるラストでした。






















