紫嶋 "桃を煮るひと" 2026年6月17日

紫嶋
紫嶋
@09sjm
2026年6月17日
桃を煮るひと
桃を煮るひと
くどうれいん
日常の食にまつわるエッセイ。飾らない文体で綴られた、食べることを純粋に楽しんでいるエピソードの数々に、読みながら自然とこちらの方の力も抜けるようだった。 何気ない言い回しや着眼点に、筆者の独自のセンスが光る。 一人だと外食できないという話は、単独行動上等な私とは正反対で、そういう人もいるんだなぁ〜と驚き半分興味半分。 けれどそういう筆者だからなのか、この方の食のエピソードには、常に「他者」の気配や温度、思い出が寄り添っている。 誰と食べたのか、どんな会話をしたのか。幼少期の家族との思い出や、人から送られてきた食べ物。 それらがあるからこそ、各エピソードがより特別なものに見えてくるのかもしれない。 個人的に、「焦げちゃった」と「ねずみおにぎり」のエピソードが好き。私もやりたくなった。
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