せでるはな "モーム短篇選(下)" 2026年6月17日

モーム短篇選(下)
モーム短篇選(下)
ウィリアム・サマセット・モーム,
行方昭夫
自分とどこか似たところのある登場人物に出くわすと、文学的な評価は関係なく、その小説がずっと気になり続けてとても大事なものに思えてくる トマス・ウィルソンという順風満帆の人生から脱落することを自ら選んだ極めて平凡な人物が主人公の「ロータス・イーター」がそのひとつ お約束通りの悲惨な結末を迎えても「自業自得www」などと蔑むのではなく、なおその筆にほのかな暖かみを残しているのがモームのいいところ
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