モーム短篇選(下)
10件の記録
彩@aya_toto2026年3月10日読み終わった行方昭夫先生訳のモームの文章を読むと、上質で、元気な赤血球たっぷりの血が全身に行き渡る感じがする。 のびのびしていて、気負いがないのに、最後までブレずに文体が整っていて、変なつっかかりや間違ったところがないのに、よく鞣された皮みたいにスムーズで美しい。 モームの洞察力が光る短編集は、人物の造形描写が本当に見事で、違う国、違う時代のひとの物語なのに、すぐ目の前に現れそう。 悪の中に善を、善の中に悪を見出す。 ひとは誰かを憎しみながら愛することもできる。 人間の矛盾を矛盾のままに現すモームの作品が大好き。



真冬@k31x312025年3月14日大切な一冊好きな作家【プロフィールに書いた好きな作家の、特に思い入れのある作品を一冊ずつ選んでみる試み】新潮文庫から出てる新訳版も面白いけど、こっちに入ってる『詩人』という短編が大好きすぎて…。 いわゆる「推し」と呼べる存在がいる人はみんな読めばいいと思う。憧れの存在に対する心の揺れの、解像度の高さにびっくりするはず。結末もモームさんらしくて好き。










