
ルビ
@ruby
2026年6月18日
祝祭と予感
恩田陸
読み終わった
20260617 図書館で借りて。短編集なので1時間くらいで読めた。
後日談や過去エピソード。春と修羅制作の経緯で泣いた。
マサルの策士エピもある。現実だとそんなとこまで気を回して行動するか!?とも思うが、小説だと面白い範囲に留まってる。この塩梅がすごいなと思った。『蜜蜂と遠雷』が没入して読めたのも、「やりすぎ」がないところが一因だと思う。
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楽譜というのは、音楽という言語の翻訳であり、そのイメージの最大公約数でしかない。演奏者はその最大公約数から作曲者が考えた元のイメージを推測するわけだが、決して外国語の翻訳が元々の意味と完全に一致すること買わないのと同様、作曲家のイメージと違って当然なのだ。
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文庫本巻末付録の、恩田陸の音楽に関するエッセイ集も面白い。3b バッハ ベートーヴェン ブラームスに関する感覚がすんごく面白い。バッハは相談に解決案をバッサリだしてくる、ベトベンは実は話聞いてない、ブラームスは具体案はないかもしれないが、共感てくれると(要約)そうなん?
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ベートーヴェンは「感情的」など漢字の形容詞に対して、ブラームスは「やるせない」「もどかしい」「せつない」などの、ひらがなの形容詞が相応しいような気がする。
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恩田陸自身がそれなりにピアノ弾けるのか。『小説以外』で、合唱をやってたこと、大学で音楽系のサークルだったことは書かれてた気がするが、ピアノって出てきてたっけ?楽しさを教えてくれた恩師のオススメというピアニストも聴いてみたい。(ディヌ・リパッティ)
各キャラクターのコンクール選曲どうやって考えたんだ、と思ってたら、もうただひたすらに聴いて考えて、をしていたらしい。素朴に、小説を書き上げるってすごいなと思った。そういえば『蜜蜂と遠雷』文庫本あとがきもすごく面白い。制作にあたっての締め切り超過祭りや、恩田陸失踪疑惑など、編集担当さんが書かれている。