
leeK
@leek3933
2026年6月18日
同姓同名
下村敦史
読み終わった
借りてきた
同姓同名であるというだけで、人生を狂わされ、奪われた人々。彼らが失ったものを取り戻そうともがく姿を描いた物語です。
特筆すべきは、そこに渦巻く身勝手な批判と偏見の生々しさ。読んでいて胸が痛くなるほどリアルでした。何より恐ろしいのは、被害者であるはずの彼ら自身が、いつの間にか加害者(批判し、偏見を持つ側)へと変貌していくその過程です。
「人間の愚かさ」をこれでもかと突きつけられ、現代社会の歪みと真正面から向き合わされる一冊でした。読み終えたあと、深く考えさせられます。



