
香夜
@kayoino
2026年6月18日
コンビニ人間
村田沙耶香
読み終わった
マニュアル通りの、敷かれたレールを外れずに生きる人々の、そうでない人への同調圧力。
実の妹からも、「普通になってほしい」と迫られる。
「普通」の人生を歩まない人に対しては、何を言っても許されると思っているその上から目線。
一般的な人生かどうかを、「治った」「治らない」と表現する。
そんなふうに扱われたら、私だったら白羽のように世界を恨んでしまいそうだけど、主人公の古倉さんはひょうひょうとしていて、「なにが悪いんだろう?」というスタンスだから良い。
2026年の今はここまでの偏見はあまり聞かない気がするから、この本の効果もあって無自覚に“普通じゃない”人を上から評価する人が減ったかもしれない。
「自分は普通じゃない」を自覚して隠れながら生きる、朝井リョウの正欲とか、
政略結婚を昭和の時代から描いた江國香織のキラキラひかるとかを思い出した。





