さんりお "多類婚姻譚" 2026年6月18日

多類婚姻譚
多類婚姻譚
凪良ゆう
どのエピソードも読んでると、自分の胸にも薄いナイフがスッと差し込まれるような痛みがあって、東京で大人として(主に女性として)サバイブしていくことの大変さに共感する部分が多かった。でもそんな主人公を励ましてくれるのが、成城石井のデリや揚げたてのエビの天ぷらやシャンパンで、作中に出てくる魅力的なお料理の数々も印象的だった。あっという間に読み終え、人生って自分の手に負えないこともたくさんあるけど、でもそれでも乗り越えられないことはないよね、受けて立とう、そして出来うる限りそれらを楽しもう、とポジティブな気持ちになれた。出会えてよかった一冊。
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