ちゃせん "竜の医師団5" 2026年6月18日

ちゃせん
ちゃせん
@arbata_caj
2026年6月18日
竜の医師団5
竜の医師団5
庵野ゆき
舞台は南の国、ガナラージャへ。こちらのモデルはインドあたりだろうか。 イヅルを舞台とした前作以降、カランバスとは異なる風土や文化を持つ国が本格的に登場し、世界観がグッと広がり始めている。人だけではなく竜の登場人物(人物?)も増え、お馴染みのディドウスとチューダの父子に加え、お姉さん子竜のシストラ、その母で淑女と呼ばれるリエーデ、さらに母のカテンカなど、実に個性豊かな竜たちがひしめき合う。豊かなガナラージャを舞台に、そこにもやはり存在する差別、そして竜の医療そのものを否定する過激な一派の影、リョウの記憶、レオとのギクシャク……と、不穏のタネがあちこちに撒かれたまま、とりあえずのチューダの危機を脱した美しい夜の場面で幕切れとなる。猛烈に続きが気になったところだが、幸いにまさに今日、続きの6巻が発売になった。世界観もキャラクターもますます奥行きを増して、読み進めるのがとても楽しい一冊である。
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