わわわ "コンビニ人間" 1900年1月1日

コンビニ人間
コンビニ人間
村田沙耶香
短いのですぐ読める。 某SNSにて「普通に対しての価値観が変わる」みたいな紹介をされていたため、そこも気にしながら読んでみたけれど、小説が発売された時期に読んだとしたら痛烈だったのかなという感じ。 多分それまで比較的狭いコミュニティの中で「みんな(普通)と違う私orあなたが変」という多数派の正義の時代からインターネットに繋がるメディアデバイスの個人持ちが浸透し交流が活発になったことで「私の普通とあなたの普通は違う」ということを口に出しても憚られない時代の過渡期に書かれた小説なのだと思う。色々なジャンルで同じ時期その表現が見受けられるのでこの小説が革新的というよりも、社会がそういう風潮になってそれをうまく拾った内容かもしれない。私の手元にやってきたのはその時代から10年後なので、徐々に「人と違うこと」が許容され始めた社会で生きてきてしまった私がこの小説を新鮮に感じることはないけれど、それは社会が変わったといってもいいのかなと思った。 期待してたものは得られなかった気もするが、小説のモチーフと主人公というキャラクターがリンクする部分があってそこは面白かった。
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