ゆりたん "永遠のおでかけ" 2025年3月25日

永遠のおでかけ
父の死に目にあえなかったミリさん 「今夜、わたしが帰るまで、生きて待っていてほしかった。 母からの電話を切ってすぐはそう思ったのだが、新幹線に揺られる頃には、それは違う、と感じた。これは父の死なのだ。父の人生だった。誰を待つとか、待たぬとか、そういうことではなく、父個人のとても尊い時間なのだ。わたしを待っていてほしかったというのは、おこがましいような気がした。」p.88 自分の父親の死と重ねて読んだ。春の夜にしみじみ合うエッセイ集。
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