
まろ
@maro
2026年6月19日
吸血鬼
遠野遥
読み終わった
図書館本
おひつじから始まる12星座で女性たちがランク付けされる社会、という設定に興味を持って手にとったが、途中からこれは何を読まされているんだ?という気持ちになった。
ルッキズム、ジェンダー、格差がテーマなんだろうけど大した深堀もなく冗長でぼんやりしていて、何を伝えたかったのか最後までよくわからないままなんとなーく社会に対する不愉快さだけが残る読後感。
扱うテーマは村田沙耶香とちょっと似てるけど圧倒的に業というかクレイジーさが足りない笑
初めて読む作家だったけど、他の作品もこんな感じなんだろうか?倦怠感が漂っている。
(数日経って追記)
へびつかいやうおといった下級とされる女性たちが作中に登場しないのが物足りないなと思っていたけど、これは白井医師や白井父といったいわゆる上流階級制度、社会を作る側の人びとは、結局おひつじやおうしとしか接しないし、そうでない人々には目を向けず、あたかも存在しないものとしているという暗喩なのかな?
読後すぐはいまいちだなと思ったけど、その後もあれこれ考えてしまうということは何かしら自分の心に残るものがあったのだと思う。他の方の解説も読んでみたい


