でんぐりわたる "ブレイクショットの軌跡" 2026年6月19日

ブレイクショットの軌跡
事実は私たちが知る由もないほど複雑なのに、興味本意と軽く並べる言葉が当人たちを苦しめる。 「世界は狭い」を感じさせてくれる本でもあった。また、どの話からも破壊や破滅からの微かな再生の光を感じさせてくれるから、読者は陰鬱な気分ではなくて希望を見出して読了できるのもいい。 いろいろな社会問題を組み入れた小説でもあったけど説教臭さはなくて爽やかな読後感だった。 「うまいな」「おもしろいな」と思う本ではあったけど、鈍器でぶん殴られたような本かといえばそうでもないかもしれない。ただ、面白かった。
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