たにこ "歴史のなかの奇妙な仕事" 2026年6月19日

たにこ
たにこ
@chico75_11427
2026年6月19日
歴史のなかの奇妙な仕事
歴史のなかの奇妙な仕事
ニコラ・メラ,
寺井杏里
紹介欄に毎回ダジャレあり。 汲み取り屋(なぜか尿が洗濯や染色、ホワイトニングに使われていたため、汚物を汲み取る仕事)の欄にはカエサルの名言「Veni,vidi,vici(来た、見た、勝った)」のもじりで「Veni,vidi,vessie(来た、見た、膀胱)」なんて書いてある。 カストラート(変声期前の少年を去勢し、第三の声と呼ばれた歌手)、ラジウムガール(発光するラジウム塗料を扱っていた女性工員。骨が壊死して癌になったり…)、帽子屋(フェルトに水銀を使用していたので重度の精神障害を引き起こす。アリスのマッドハッターの由来)、子供貸し(物乞いのために子供の貸し借りをする。より同情を引くために障害者にされる子供も…)などなど、現代の視点で見ると人命が軽んじられてるのがよくわかる… 作者は後書きで「今日ではフレキシブルな働き方、AI、デジタルへの移行によって、自由な時間がさらに増えることが期待されているが、それはつまり、その「自由」なはずの時間を他のニーズの追求に費やす羽目になると気づいていないことを意味する。(P288)」とある。未来の民俗学者や歴史学者たちは、この時代にある消えゆく仕事たちを知って、この本を読んだ私の様な気持ちになるのだろうか?
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