k
@NEK0CAT
2026年6月20日
地球星人
村田沙耶香
読み終わった
「本当に怖いのは、世界に喋らされている言葉を、自分の言葉だと思ってしまうことだ。」
自分は普通で、周囲がどこかおかしいというのは、田舎出身の自分にも刺さる話だった 勉強することが悪とされていたり、自他境界がなく執拗に干渉されたりと、私が田舎で経験したいやだったことたち、そしてそれにより不調をきたしてしまったことを思い出した 本作にでてくる「宇宙人」たちは「工場」からは逃げきれていない 最終的に彼らは、逃げるのではなく復讐を果たしてしまい、完全な「宇宙人」となった 現代を生きる私たちは、多様性という言葉により「工場」に直面する機会が減った しかしその一方で、未だ多様性を理解できていない人が存在することも知っている 「多様性を受け入れないという多様性もあるのでは」という声もあるが、それは多様性ではなく排除である 多様性がより広範に受容され、生きやすい世の中になることを望んでいる
