地球星人

42件の記録
- ぽめらにあん@pome_232025年6月12日読み終わった村田沙耶香先生の書かれる独特の世界観 コンビニ人間ではじめて村田先生の作品を読んで、 ❁丸の内魔法少女ミラクリーナ ❁生命式 ❁信仰 ❁となりの脳世界 を読みました。 コンビニ人間と丸の内魔法少女ミラクリーナと生命式が煮詰まったような、地球星人の世界観が凄かった 3章で奈月が大人になっても味が分からなかったことが読んでいて本当に辛かった 由宇くんと会えなくなってもいきのびてたことに安心した 智臣くんは悪いやつでは無いけど金庫のお金でパチンコ行ってたんはそらクビなるしそれはあんたが悪いで❕とは突っ込んでしまった 被害にあったときにお母さんが、お姉ちゃんが寄り添ってくれていたら奈月の人生はこうなってないのに(寄り添ってくれる親がいたなら先生は目をつけていないかもしれないけど) 由宇くんだけが心のSOSに気付いてくれていた 奈月は由宇くんと智臣さんに出会えてよかった 自給自足で3人で平和に暮らせていたらと思うけどそうはならないところもリアルでした 幼少期にどのように育てられるか、どのような経験をするかがこの先の人生に大きく影響することを改めて感じた
- 蛍@bcgcco2025年6月3日読み終わった人類におけるタブーを犯しまくるポハピピンポボピア星人の怒涛の展開に後半ついていくのがやっとだった。(本当についていけたのかは謎) 主人公の望む「洗脳」は、つまり愛を知ること、わかりあうことだったのではないか? それを得られなかった子どもが地球星人と一線を画し、ユートピアを作る。 タブーとされている行為は人と人とのつながりを前提に考えられたものなわけだから、そのつながりを持たないポハピピンポボピア星人がその対極となる合理性を優先した行為に出てしまったのも、そういうことなのでは。
- 鯨るか@cugiraluca2025年4月23日読み終わった存在を否定される少女時代を過ごした34歳の主人公。51頁「「何だか気が滅入るわ。只でさえ疲れてるのに」/母は溜息をついた。/家の中にゴミ箱があると便利だ。私はたぶん、この家のゴミ箱なのだと思う」とかリアルに思った。ただ、著者は230頁「常識に守られると、人は誰かを裁くようになる」 や221頁「私は、「人間工場」の道具としての務めを果たせない自分を感じていた」以下の箇所などで、恋愛結婚生殖主義を撃ちたいようだけど、その規範ってまだ強いのかな。私はもう閉じた人間関係しか築いていないので、抑圧は正直ほぼ感じない
- 夏しい子@natusiiko2025年4月6日かつて読んだ面白くて一気に読んでしまった。コンビニ人間は白羽さんがクズな上に嫌な奴だったが、こちらは夫の智臣さんがクズだけどいい人で良かった(?)と感じた。 最後の方のシーンに不快感を感じる人もいるかもしれないが、私はそこは平気で、それよりも前半での母親や姉、伊賀崎先生の方がずっと読むのが辛いぐらい不快だった。 文學界で連載されていたオカヤイズミさんの【おあとがよろしいようで】で村田さんは人肉が食べたいと言っていたが、あの頃に構想があったのか、もう書いてたのか、ここであれが繋がるかと思いながら読んでいた。
- 離乳食@munimuni2025年4月5日かつて読んだ高校の時、親にぶん殴られて泣いた後に読んだ。読んでると辛くなる……なんてことはなくて、殺せ殺せー!しねーー!!と思って最後は爽快だった、でも「蠅の王」のジャックみたいになった自分を恥じた
- もあ@0_seseragi2025年3月8日かつて読んだ@ 自宅村田ワールド全開。アイテムフル装備でボッコボコにやられた(泣)星人まできて、これ以上何を語るのですか?!と言わずにはいられない。 よく帯に「衝撃」の言葉が使われますが、この作品はまさに衝撃そのもの。期待を裏切らないというか。そもそも私は何を期待していたのだろうか?? 悠々と想像を超えてくる。