
てるふぉん
@ANKAKEYAKISOBA
2026年6月17日

汝、星のごとく
凪良ゆう
読み終わった
櫂と暁海の二人にフォーカスを当てて、それぞれの生活や生き方をなぞって読んでいく。
私の偏見だけどやはり東京って寂しい人の集まりなのかなと印象を感じる。
若くして売れて、お金が入った櫂は毎日目まぐるしい多忙さにいるし毎日のように人との付き合いやそのお金にたかる人間がいる、小賢しいけれどこれも現実だなと思う。この人らは櫂が何かあった時には残ってない人達というのもリアルだし…。
櫂がそんな人との関わりで色んな刺激やインプットがあり、自分が何者かになっているような感覚があるから、暁海の代わり映えしない日常がつまんなく感じていて、それは遠距離や身を置く場所が違うと誰しもが感じてしまう、身の回りの生活になれるとその価値観に染まってしまうよね。
久しぶりに会う友人などに感じる違和感、会話のテンポとかってこういうところかでるから相手を尊敬して接する大人さも必要だよ、と教えてくれる。
地道に自分のしたいことってなんだろう、と周りの噂話とか目線にばっかり意識を持っていた暁海が段々と自分のしたいこと・こう生きていきたい道をはっきり口に出せるのはカッコイイ。
例えそれは世間的にみて正しい、ではなくとも本人が真っ直ぐに理由と根拠を持った行動を止める理由は無い。
だから暁海の成長がカッコよくて、自分がこの先どう生きていきたいのか、そのヒントに尋ねるきっかけになる作品だと思った。
誰かに頼らず、自分の足で稼いで生きていけるようにする方法を、身につけておくべきことが自分を生かすこと、それが何よりも今の私に刺さった。
上記の感想を豊かな表現が作品の中で散りばめられているから大変共感しながら打たれながら読みました。
ほんとうに綺麗な作品でした。読めてよかった。







