汝、星のごとく

61件の記録
- おんぷ♩@onp_bookchan2025年5月24日読み終わったずっと気になっていた話題作やっと読めました!! 口が悪くなっちゃって申し訳ないけど 途中まで本当にやるせなくて、なんでみんなそんな選択をするの??どうして??とイライラしながら読んだ。 話し自体は面白いしとても引き込まれるからグイグイ読み進められるけどその登場人物たちの人生の選択にやるせなさをとても感じで1人で勝手にイライラしてた(笑) でもこんなにのめり込んで感情移入してイライラできるのは作者の凪良ゆう先生がかく文章が私の中にスッと入り込んできてくれたからだと思う。 最初のプロローグと最後のエピローグで同じ文章でもこんなに見かた感じ方が変わるなんて、、、と面白かったです!
- ねむきち@ss04122025年5月9日読み終わった去年の夏に買って、ずっと積んでしまっていたけど、 仕事疲れた!金曜夜だし、本の世界に浸りたい!と思って、一気読み。 お互いが想いあっているのに、向き合うことはなくて、傷つきながら自分の人生を歩む姿が。ぐっときて、なかなか言葉にできない切なさ。 最後のあたりは涙がとまらなかったけど、この涙は悲しみからくるのか? また、若い時の恋愛で感じた感覚(自分の価値を相手にまる委ねすること)や、経済的自立が精神的自立に繋がることなど、読んでいてとてもわかる部分があり、ままならない人生たちに苦しくなった。でも、それを乗り越えて「自分の人生を選び、生きる」姿の力強さがどこか爽やかだった。側から見ていたら私もきっと、他の島民のように思ってしまうのだろうけど。 とても読みやすくて、引き込まれてあっという間だった。瀬戸内の海の様子、夕闇の空、張り詰めた想い、言葉がとても美しかった。
- ククル@kukuku20002025年5月3日買った豪雨の昨夜、本屋さんでビニール袋に入れてもらったら、雨ですから…と無料の紙袋に包んでからビニール袋に入れてくれた。ちょっと落ち込むことがあり、本でも買って帰ろうと寄ったところだったので、店員さんの心遣いにじーんとしました。
- まこ@makoasai06352025年4月16日手持ちのカードの中きら一番譲れんもんを選ぶしかないやろ お金があるから自由でいられることもある。たとえば誰かに依存しなくていい。いやいや誰かに従わなくていい。それはすごく大事なことだと思う。 誰になんて言われようと好きなことをしなさいね。怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけよ。飛び越えたら、あとはもう自由なの かいに答えを求めるから苦しいのだ。 自分がどうありたいのかの選択権は、いつでも自分の手の中にある。 それはひどく勇気がいることで、だからずっと見ないふりをしてきた。 自ら選んだ時点で、人は何らかの責を負う。他人から押し付けられる自己責任論とは別物の、それを全うしていく決意。それを枷と捉えるか、自分を奮い立たせる原動力と捉えるか。何にせよ、人はなにも背負わずに生きていくことはできない。 強いんじゃなくて愚かになれただけだと思う どこ行きか分からない、地獄行きかもしれない列車に、えいっと飛び乗れるかどうか。 必要なのは頭を空っぽにする、その一瞬だけ 賞味期限半年の祭りを世間が楽しむために、俺たちの漫画は、いや、人生は消費された いざってときは誰かに罵られようが切り捨てる。 もしくは誰に恨まれようが手に入れる。 そういう覚悟がないと、人生はどんどん複雑になっていくわよ ぼくたちは悩み深い生き物だからこそ、悩みの全てを切り捨てられる最後の砦として正論が必要なんです あんたの中心はあんたやで。どんだけ惚れても自分の城は明け渡したらあかん。自分で自分のことつまらんとかも言うな。あんたの価値はあんたが決めるんや ひとりでも生きていけるようになりたいだけで、ひとりはいや 自分で自分を養える、それは人が生きていく上での最低限の武器です。結婚や出産という環境の変化に伴って一時的にしまってもいい。でもいつでも取り出せるよう、メンテはしておくべきでしょうね。いざとなれば闘える。どこにでも飛び立てる。独身だろうが結婚していようが、その準備があるかないかで人生がちがってきます。 p292 パートナーがいてもいなくても、子供がいてもいなくても、自分の足で立てること。それは自分を守るためでもあり、自分の弱さを誰かに肩代わりさせないということでもある。人は群れでいきるどうぶつだけどあ、助け合いと依存はちがうから とはいえ、結局一番のがんばれる理由は『ここがわたしが選んだ場所』という単純な事実なのだと思う。 何度でも言います。誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです。ぼくの言うことはおかしいですか。身勝手ですかを、でもそれは誰と比べておかしいんでしょう。そな誰かが正しいという証明は誰がしてくれるんでしょう
- かさき@np0x2025年3月29日読んでる「物語に生命のすべて、人生のすべてを掬ってもらっている」という感覚をいつの間にか見失ってしまったなと思う 可哀想な子どもの傷の舐めあいに、寄り添えなくなる それが罪悪感なのか、頓珍漢な劣等感なのか、憧憬をかつてのどこかに置いてきたからなのか、
- せん@sen_252025年3月10日読み終わった本を読んでて泣くことは少ないけど、 この本は苦しくなるくらい、頭が痛くなるくらい泣きながら読んだ。 あれだけ話題になって、人気になる理由がわかった。ただの綺麗な恋愛ストーリーじゃなくて、登場人物の一人ひとりに譲れないものや苦しみがあって、苦しい状況でも美しく雄大で不変な自然に自分のちっぽけさを痛感する。刺さるポイントがたくさんありました。 書きたいことがありすぎるので、とりあえず読んだ記録だけつけておきます✏️
- 朝日香帆@kahoasahi_2025年3月6日大好きな本多分一生手放さない大好きな本。誰になんと言われようと自分の人生を生きて良いんだなって思わせてくれる。愛する人のために全力で生きる登場人物が皆美しい。
- una@_unabooks_2025年2月10日読み終わったまた読みたい心に残る一節読書メモ感想読書日記📖汝、星のごとく 👤凪良ゆう 🏢講談社 ★★★★★ ----------------- ▼あらすじ 瀬戸内の小さな島で育った高校生の暁美(あきみ)と櫂(かい)。 小さな島で暮らしていることやお互いの家庭環境に問題を抱えながらも、お互いを愛し、すれ違い、成長していく愛の物語。 ----------------- 家庭環境やバックグラウンドは自分とはもちろん違うけど、自分の人生って何?私の未来は明るいの?と若い頃に悩んだ記憶が蘇ってきた。 恋愛中の感情や、環境が変わって少しずつ気持ちがすれ違い、その後の忘れられない気持ちまで思い出した。 両方の目線で語られていくのが、答え合わせ感ありもどかしさありで、読む手が止まらなかった。 恋愛の話ではなく「自分の人生」について悩み迷ったときに読み返したくなりそうな素敵なストーリーだった。 ティッシュ山盛り、数えきれないくらい泣いた。 序盤の高校時代の話が魅力的すぎるからぜひスピンオフ的な日常のストーリーをぜひ追加で書いていただきたい…笑 あと、暁美がやっているオートクチュール刺繍(リュネビル刺繍)について調べたけどすごく繊細で美しくて心を奪われた。 刺繍、趣味として手を出してしまいそう…。 凪良ゆうさんの本を初めて読んだけど、淡々と客観的にも見えて心が動かされるような表現や温度感がすごく好きだった。他の著書もぜひ読んでみたい。 ▼お気に入り箇所引用 「自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?」 「私は仕事をしていて、それなりに蓄えもある。もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある。たとえば誰かに依存しなくていい。いやいや誰かに従わなくていい。それはすごく大事なことだと思う」 「悩み深い生き物だからこそ、悩みのすべてを切り捨てられる最後の砦としての正論が必要なんです」 「私にとって、愛は優しい形をしていない。どうか元気でいて、幸せでいて、わたし以外を愛さないで、わたしを忘れないで。愛と呪いと祈りは似ている。」 「わたしは愛する男のために人生を誤りたい」
- 莉子@rikobooks__2025年1月12日読み終わった読書メモ感想小説本屋大賞こんなにも生きることを考える小説はあるだろうか。自分の人生をまっすぐ生きられることはそれだけで幸福なことなのかもしれない。
- haku@itllme2024年6月1日かつて読んだ櫂と暁海の高校生の頃の場面が、あの危うくて脆い若さの中の関係が瀬戸内の風景と暗さを想像させた。 都会に出て行った櫂と 島に残った暁海 それぞれの生活の退屈さと相手への変化して行く思いや見方は 側にいたからこそ変わって行くのだと思った 瞳子さんが言ってた言葉が 女性として、 いや、1人の人間として すごく響いた
- 柴犬@storyseller2023年5月6日かつて読んだ[会おか] メッセージを送ると、[浜で待ってる]三秒で返ってきた。 俺たちはもう駄目かもしれない。悲観ではなく現実の話だ。十七歳で、これから世界が広がって、環境も考え方もみるみる変わっていくだろう。それらを常に擦り合わせ、愛情を保っていく。それを遠距離でどこまでこなせるだろう。 待ち合わせたいつもの近辺で、俺たちは腐るほど約束を交わした。 メールやメッセージでいつでも連絡できる。声が聴きたかったら電話がある。状況が改善したらすぐに東京にくればいい。長い休暇は一緒に過ごそう。 好きだとか、いつも想っているとか、浮気はしないとか、言えば言うほど不安が増していくのを感じながら、それでも言わねばならない矛盾にほとほと疲れてきたころ、「おーい」と呼ばれた。護岸ブロックを仰ぎ見ると、海岸線に軽トラックが停まっていた。運転席の窓からスナックの常連客が身を乗り出している。